教員 & 研究

Faculty & Research

ケースメソッド

Case Method

  1. TOP
  2. 教員 & 研究
  3. ケースメソッド
  4. 人間の仕事は奪われるのか?

人間の仕事は奪われるのか?

オックスフォード大学の有名な教授が発表した「あと10年で消える職業・なくなる仕事」の予測では、人間の行う仕事のうち47%が機械に奪われるとのことです。これは世界中の働く世代に衝撃を与えました。機械により代替される人間の仕事は、技術者、サービス、さらには運転手など多岐にわたります。また、グーグルの創業者であるラリー・ペイジも、グーグルが得た多額の利益を人工知能に投資すると語っています。これは人間の仕事があと10年もしたら半減してしまうという予測です。そのような状況の中、どのような資質や能力が社会に求められるのでしょうか。それは機械に代わることのできない創造的な発想力や企画力、正解のない課題に対応する能力です。もちろん、倫理観を保つため、思いやりやコミュニケーションが必要とされる仕事は、機械では人間を上回ることはできませんが・・。

そこで日本の文部科学省が提唱したのが、これからの時代に社会的に自立するために必要なアクティブラーニングです。想定外のできごとに対して、主体的に解決できる能力を養うことができる教育手法です。基礎的な知識や技能を基盤とし、さらに国際的、社会的に応用できるような資質を培う必要があると判断したのです。コンピューターや人工知能がどれほど発達しようと、人間の能力を超えられることのない仕事や職業はまだまだあるはずです。選択肢を増やすためにも、「アクティブラーニング」の学びによってそういった能力を身につけることが今後の世代の課題となります。