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アクティブラーニングで取得する運転免許

昨今の教育業界で注目されているアクティブラーニング。その定義は、課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習とされています。人は能動的に学んでいる時、あらゆる情報を分析し記憶しています。例えば、みなさんが自動車を運転するためには、免許を取得しなければなりません。免許を取得するためには、交通ルールを学び、実習(運転)をする必要があります。これは、頭でわかったつもりでいる交通ルールや運転方法が、実際に「車を運転する」ことで、ようやく身につくからです。運転手は、「目で見て情報を取得・状況を分析・交通ルールを知った上で判断」することを、運転中に行っています。運転免許の取得までの流れは、能動的な学習であるアクティブラーニングの本質に通じます。

基礎を学んでから能動的に実践をすることで、初めて知識が定着します。従来の教育方法は、テストや受験のために基礎を学ぶ方法ですが、これでは能動的な学習をしたとは言えず、テストの前にまた一から思い出しながら学習をしなければなりません。友達や家族と覚えた知識について話し合ったり、実践してみることがアクティブラーニング、すなわち学習定着に繋がる手法と言えます。また、話し合いや実践することで、覚えた知識とは違った事実やイメージが見えてくることでしょう。実践することで、新しいアイデアが湧いてくるのです。情報の乱立する現代では、今までのやり方では通用しないことが多く、商品やサービス、教育の方法も変化していかなければなりません。これからの時代に必要なのは、従来の考え方だけでなく、新しい視点で物事を考えることです。