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授業への貢献

都心型コース」のアクティブラーニング授業は、ケーススタディといった、企業の経営課題に対して自分ならどのように判断し、意思決定を下すかという学習手法を用いて展開されます。その中では参加者である学生に「授業への貢献」が求められます。講義への貢献とは何のことでしょうか?一般的な講義は教員の話を一方的に聞く形式であり、参加者が講義に貢献することはほとんどありません。しかし、ケーススタディは、ケースを予習した上でアサインメント(課題)に沿って「発言」もしくは「ディスカッション」をすることが基本形となります。そのため授業中は、学生の発言が途切れなく続きます。ところで、この「発言」には、大きく分けて4つの種類があることをご存知でしょうか。


1.問題提起型の発言
 「私はこう思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?」と投げかけます。
2.視点を転換する発言
 「そのような見方もありますが、別の視点からも考えられます。」と場を転じさせます。
3.交通整理をする発言
 「いくつかの案が出ましたが、大きく3つに分類することができそうですね。」と方向性を示します。
4.集約する発言
 「考えはだいたい出尽くしました。そろそろこの観点に基づいてまとめてみませんか?」と総括します。


もちろん教員がこれらの発言をし、方向づけをするのも良いです。けれども4種類の発言を学生が自在に使い分けることが出来たら、ディスカッションの活性化に大きく貢献することができます。これぞ「授業への貢献」です。この貢献度は成績評価の対象になるため、学生も意識的に発言をするようになります。この学生間のディスカッションを通じて、学生たちは思考力・判断力・表現力を身につけることができるのです。