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アクティブラーニングで考える民法

#アクティブラーニング #ケーススタディ #法律


玉垣正一郎先生の民法の講義ではケースを利用したアクティブラーニングの講義が行われています。法律の授業でアクティブラーニングが可能なのか?と驚かれる方もいるかもしれませんが、そもそもケースメソッドによる参加型講義が初めて採用されたのはビジネススクール(経営大学院)ではなく、1870年のハーバードロースクール(法科大学院)でした。採用したのはChristopher Columbus Langdell教授による講義で、彼の残した有名な言葉は「法は学問である(Law as Science)」です。その後、経営学、医学、など実践的な教育を行う教育機関でケースが取り入れられ、今やビジネススクールでケースは学部・大学院を問わず不可欠の存在となっています。


+ 1870年 ロースクールで採用
+ 1920年 ビジネススクールで採用
+ 1985年 メディカルスクールで採用

法学部がケースメソッドのそもそもの発祥の地なので、ケーススタディに関しては実は法律の講義が最も適していると言っても過言ではないのです。仮に判例として白黒がはっきりしている事例(ケース)であったとしても、国や時代が異なれば、白黒が逆転することは日常茶飯事。これからの国際化社会、与えられた情報をもとに自分が当事者であったならばどう主張するか、法律の専門家でなくとも考えるトレーニングは必要だと思いませんか?