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第12回海外インターン 『参加者の声』 第1弾 〜インドネシアのホテルで気づいた日本のおもてなしとは〜

国旗

インドネシア

経済学部総合政策学科3年 岡島光希さん 

東南アジア南部にあるインドネシア共和国の首都ジャカルタにはASEAN(東南アジア諸国連合)の本部があるため50ヶ国あまりの大使が常駐しています。そんな発展目覚ましい都市、ジャカルタにて日本のホテルグループが経営するホテルに勤務し、いくつかの部署を経験した経済学部総合政策学科3年の岡島光希さん。日本の老舗ホテルにてアルバイトをした経験を今回のインターンシップでも発揮することができました。日本のおもてなしの心を伝える一方、現地スタッフの温かい人柄に触れ、今後のアルバイト経験だけでなく、社会人生活に活きる学びも得たようです。


就業先の企業概要と仕事内容を教えてください


ジャカルタにある日系のホテルにていくつかの部署で勤務しました。大きく分けると接客と営業活動です。接客ではフロントに立ち、主に日本人のお客様の対応をしました。日本だとアルバイトやインターンシップ生にはホテルの顔であるフロントを経験させることはないので大変貴重な経験でした。また、宴会場での事前準備や当日の運営に携わる際は経験を活かして改善提案もしました。セールスではJJC新春会というジャカルタにある日本法人が集まる会合に参加し、名刺交換ができた企業に営業メールを送るところから始めました。ところが、名刺交換した際には好感触でも実際は断られてばかり。ようやく1社アポイントメントをもらえた企業に訪問してきました。訪問の際は事前に調べた情報を元に話の幅を広げていくことを心がけました。先方が前向きに検討したいと言ってくださり嬉しかったです。

海外インターンシップに参加したきっかけはなんですか?

入学当初から興味があったのですがなかなか動き出せませんでした。今年の春休みは充実させたいと思ったとき将来海外で働きたいという夢にも近づける海外インターンシップがぴったりだったので応募しました。渡航先を選ぶ際は成長期にあるASEAN諸国であるということ、業界は日本でアルバイトをしている経験を活かし、さらに学びも得られるホテル業界にしました。2020年の東京オリンピック開催に向けて日本各地のホテル業界が盛り上がることを見越して選んだという理由もあります。

海外インターンシップに参加したことで得た「学び」や「気づき」を教えてください


日本のおもてなしは世界屈指であるということを実感しました。例えば日本では料理は右側から提供することになっていますがそのような決まりがなかったり、お客様が座る際に椅子を引くという日本では見慣れた光景もありませんでした。日本では当たり前に行われているサービスがひとたび国外に出れば全く違うということに気づかされました。もちろんこちらも由緒正しきホテルなのですが、日本人の期待するいわゆる、かゆいところに手が届くサービスというのとは違うと感じました。


逆に従業員の働きやすさはこちらのホテルの良い部分でした。日本の縦社会とは少し異なり、上司と部下に関わらずファーストネームで呼び合ったり、勤務後に一緒にスポーツをしたり、お休みの日にも遠出したりとオープンな関係性に驚き、自分もその恩恵を受けて本当に楽しく働くことができました。また、親しみやすい接客、余計な緊張感を持たずに仕事をする姿勢については日本企業にも取り入れてもらえたら嬉しい点でした。


研修中に特に思い出に残った出来事を教えて下さい


ホテルの宴会場で開かれたパーティーの運営を任された際の出来事が印象に残っています。お客様は日本語学校の方々で日本人が多かったことから任せていただけたようです。宴会場はホテル内でもあまり評価が高くない部署だったので、改善できるポイントがいくつかありました。例えば食器の下げ方が非効率だと感じたのでその改善提案をしたり、テーブルクロスをきれいに敷くことを周りのスタッフに教えたりしました。日本のホテルでアルバイトをしてきたことが活き、リーダーシップを発揮することができたと思います。ホテルのレストランに配属された際は参加者にゲストインタビューをとるという企画を考えて実施しました。そこでは、ひと工夫することによるおもてなしを通してお客様に喜んでいただくことができたと思います。いずれもインターンシップ生という枠を超えて動くことができたという点で印象に残っています。

海外インターンシップを検討している方にメッセージをお願いします

海外でインターンシップすることの魅力は何と言っても国内ではインターンシップ生が経験できないような業務を任せてもらえるところだと思います。例えば今回のホテルで経験ができたフロント業務はホテルの花形なのでアルバイトやインターンシップ生では通常経験することができません。別の国で業務を経験した友人に話を聞いても製造業の場合も国内では足を踏み入れることができない場所の見学が出来たり、実際に経験させてもらえることがあったようです。海外で働くという開放的な気分を味わえるだけでなく、国内では積めない経験が積めるという点でも海外インターンシップはお勧めです。