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第13回海外インターンシップ 『参加者の声』 第3弾 〜ミャンマーの日系企業で広告営業に再チャレンジ〜

国旗

ミャンマー

太田さん(商学部・会計ファイナンス学科3年)

平成26年に日本との外交関係樹立から60周年を迎えたミャンマー。外交関係樹立以来友好な関係性を築いてきました。最近では安倍総理大臣がミャンマーの国家最高顧問であるアウン・サン・スー・チー氏と会談をし、経済協力をより深めていく旨の話し合いが持たれています。太田さん(商学部・会計ファイナンス学科3年生)はミャンマーにて人生二度目の海外インターンシップを経験してきました。実は一度目と二度目は同じ企業です。その理由は前回のインターンシップでやり残したことがあったから。一度目のインターンシップでの反省を活かし、100パーセント満足のいく結果が残せたのでしょうか。


不完全燃焼に終わった一度目のインターンシップ


一度目はマレーシア、二度目はミャンマーにてインターンシップへ参加してきましたが、その二つは場所は違えど同じ企業です。一度目のインターンシップが楽しくてもう一度行きたいと考えるなら違う業界や企業を選ぶはずですが、私の場合は一度目が不完全燃焼で終わってしまったことが悔しくてもう一度チャレンジしたいという想いからでした。名商大では在学中に2回まで海外インターンシップに参加できるため、その機会を利用し、次こそは納得の行くインターンシップにしようと準備をしてきました。一度目のインターンシップで特に課題に感じたのは、英語力が足りないこと、インターンシップ先の取り扱い商品である広告に関する知識が乏しいことでした。そのため、学内でビジネスイングリッシュという英語の授業を受講したり、Facebookで見つけた外国人が集まる交流会に参加し、英語を使う努力をしてきました。また、大学ではマーケティングについてのセミナーに所属しているため、以前よりも熱意を持って参加し、先生に質問することも増えました。目的があって取り組むことで今まで何気なく参加していた授業も、周囲とのやりとりも面白さが増したように思います。

ミャンマーでは実はそんなに英語が通じない


マレーシアは英語圏なので英語が使えればおよそやりとりはできますが、ミャンマーはほぼミャンマー語しか通用しません。また、インターンシップ先企業でも日本語を話せるミャンマー人はほとんどおらず、ミャンマー語か多少の英語を使ってコミュニケーションを取るしかありません。覚悟を決めて、英語だろうとミャンマー語だろうと使って、できる範囲でコミュニケーションを取ろうと思いました。一度目の海外インターンシップで現地の役員の方に「文法を気にして綺麗に話そうとしなくて良い。単語を並べるだけでも伝わればいいんだ。」とアドバイスをもらったことを思い出しました。

担当した業務は前回と同じ広告営業でしたが、今回自分に課したノルマは3日間で45件の企業を周ること、英語で自己紹介をすること、そして英語でその企業の日本法人の良さをアピールすることでした。45件の訪問と、英語での自己紹介は一度目のインターンシップでもノルマにしていましたが、さらに成長したいと思い、3つ目を足しました。営業先のお客様はお忙しいにも関わらず、日本人のインターンシップ生が珍しいということもあり、熱心に話を聞き、ときには私に対して質問もしてくださいました。マレーシアのときには文法を気にするあまり、ノートにメモした内容を読み上げているだけだった自分が、たどたどしくもお客様の目を見て英語で自分自身のことを伝えることができたことには成長を感じました。英語をツールとして使うという本来当たり前のことが実践できた瞬間でもありました。

営業同行では学びがたくさん。尊敬できる社員の方との出逢いも!


営業活動の内容はデジタル広告の看板を置かせてほしいという依頼と、そのデジタル広告を企業の宣伝に使ってもらえないかという提案の2つです。基本的にはアポイント無しの飛び込み営業です。社員の方に同行するだけという立場にも関わらず、その度にとても緊張します。大手の日系企業から路面店のような現地の中小企業など営業先は様々です。移動はバスを使いますが、そのバスが時間通りには来ません。それもそのはず、バスの運転手が途中で電話をするためにバスを止めたり、トイレに降りたりします。また、バスは日本をはじめとする近隣諸国から買い取っている中古車のため古くて故障しがちです。そんなバスに揺られながら社員の方と色々な話をしました。

中でも印象に残ったのはまだ若いのにリーダーの役割を担い、さらには自分たちインターンシップ生の指導に携わってくださったミャンマー人の女性社員のことでした。その方は現地語以外に英語、日本語も流暢に話すことができます。以前は大手日系企業で働いていたそうです。ちなみにミャンマーでは日系企業で働くことが一種のステイタスでもあるようです。自分の仕事で忙しいにも関わらず、インターンシップ生がより学びを得るためにはどうしたら良いかを考えて、同行する社員の方を選んでくださる気遣いや、ミーティング中即座に日本語からミャンマー語に訳すことのできる頭の回転の速さを見て尊敬するようになりました。非常に気の利く方で、常に会社や社員がどうしたらより良くなるかを考えています。以前に働いていた日系の大手企業からこちらの企業に移ってきた理由を聞くと、ただ営業するだけでなく、企画を始めとした様々な業務を担当させてもらえるからということでした。仕事に貪欲で、周囲のことも考えられる、こんな社会人になりたいと思いました。


満足度は想像を上回る120パーセントに!


満を持して臨んだ二度目のインターンシップ、満足度は120パーセントです。一度目と比較して大きく変わったのはインターンシップそのものを本当に楽しむことができたことです。楽しめた理由は目標を立て、前回より自発的にインターンシップに取り組めたこと、肩肘張らずに自分らしく現地の人とコミュニケーションを取れたことだと思います。そして何より怪我や病気に見舞われなかったことも含まれています。

現在3年生なので、就職活動を意識し、業界研究などを行なっているのですが、挑戦したいことがたくさんあって希望業種がなかなか絞り込めずにいます。しかしながら、名商大で成績上位者に奨学金がもらえることを知り、それを目指して一生懸命勉強したところその努力が実った経験や、インターンシップ先で若い社員であっても能力次第で重要な仕事を任されているのを目の当たりにしたことから、成果を出した分だけ評価してもらえるような企業に入社できたらと考えています。

海外インターンシップという貴重な経験をさせていただけ、努力することの大切さを学ばせてくれた名商大に感謝しています。
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本学ではASEAN諸国、インドにて2,3週間のインターンシップ経験ができる海外インターンシップ、通称CAPI(Career Advancement Program)を実施しています。今後はさらなる長期のインターンシップも予定しています。こちらのページも併せてご覧ください。