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【企業担当者が教える就活対策Part2】3年生向けキャリアガイダンス

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日進/長久手キャンパスにて行われる毎週恒例の3年生向け就職ガイダンス。前回に引き続き企業の人事・採用に関わる方々総勢6名にお越しいただき、新たなテーマである「ビジネスマナー」についてお話いただきました。ビジネスマナーとは社会人になってから必要とされる所作のことですが、それをなぜ社会人になる前から学ぶ必要があるのでしょうか。それはすでに就職活動の時点でできていることが前提となるからです。就職活動時に社会人マナーができていなければ選考に入れてもらうことすら難しくなる恐れが出てきます。逆に社会人マナーがあれば自分を守ることにもつながります。就職活動で最低限身につけておきたい社会人マナーとは何なのか。具体例を交えながら企業の担当者の方にお話をお聞きしました。

社会人マナーは企業説明会の時点から見られている


企業説明会は説明を聞く立場にあるため緊張感を持たなくても良いと考えていませんか?確かに説明会に多くの学生が参加しているとしたら自分一人の聞く姿勢に目を配られることなんてないだろうと思うことでしょう。ところが実際に企業の担当者の方は聞く姿勢を見ている、場合によってはチェックして選考の際に参考にするということがわかりました。寝ている学生、携帯を触っている学生は説明している側からすると目立つそうです。そして特に注意をすることもなくそっと×マークをつけるのです。その企業の担当者の対応は厳しいと思うでしょうか。では逆に自分が発表する立場で相手が寝ていたり別のことをしているのを見かけたらどのような気持ちがするでしょうか。きっと残念な気持ちになると思います。つまりこれらはもはや社会人マナー以前に人間性を問われる行動であると言えます。その他にも積極性が裏目に出てしまう行動というのも存在します。例えば企業に質問をするときに他に待っている学生がいるにも関わらず長々と時間を取らせしまったとしたら、その場の状況を捉えることができない人、周囲に配慮ができない人と思われてしまう恐れがあります。社会人マナーの初歩の段階として「相手に不快な思いをさせない。迷惑をかけない。」ということを心がけましょう。


エントリーシート、履歴書の社会人マナー


企業に提出する書類についても社会人マナーが問われています。むしろ、顔が見えないからこそたった一枚の履歴書で社会人マナーを問われてしまうのです。大前提として「読ませるエントリーシート、履歴書」にしてください。昨日ご参加いただいた企業のご担当者の方は「エントリシート、履歴書を提案書だと思って書いてください。決して広告ではありません」とお話くださいました。これはどういう意味でしょうか。広告とはターゲットを絞らずに多くの人の興味を引く内容にすることが前提となっています。この広告の方法をエントリーシート、履歴書に用いた場合、どの企業にも使える内容になってしまうことで、本来入りたい企業に「うちの企業ではなくてもいいのでは?」と思わせてしまうことになります。それでは広告ではなく提案書にするためにはどうしたら良いのか。それは説明会で聞いた印象的な言葉をキーワードとしてエントリーシートや履歴書に入れるのです。自分の強みに関する項目一つでもその企業のこういう特徴(キーワード)にたいして自分の強みをこのように活かせますというように書きます。そうすることでその企業のために書いたことが伝わるエントリーシート、履歴書になります。当たり前ですが、内容以前の問題として履歴書にコーヒーの染みがついている、お菓子のカスがついているなどということのないようにしてください。また、意外と本人は気づかない煙草の臭いのするエントリーシート、履歴書というのが結構な数あるようです。これらを書く際は煙草を吸いながら、何かを飲みながら、食べながらというのは避け、きれいな状態で提出できるようにしてください。


そしていよいよ面接へ。面接はコミュニケーションの場です。


いよいよ面接に行くことになりました。身だしなみについてはインターネットで散々確認したり、同居のご家族に見てもらったりとある程度の準備をすることでしょう。ここでは面接時の適切な受け答えについてご紹介します。面接官はあなたの姿勢を、社会人になったときのあなたを想像して見ていると考えてください。例えば面接で難しい質問をされたとき、それは社会人になってお客様に難しい質問をされときのあなたの態度として見られているのです。そこで顔をこわばらせて固まってしまったり、下を向いてしまったりということをお客様にしてしまったらあなたが在籍している企業の損失にもつながります。答えづらい質問に当たったとき、社会人として色々な対応方法がありますが、まず誠実に、そして諦めないことが大切です。企業側は難しい質問の解答を求めているのではなくそのときのあなたの態度を見ている可能性が高いからです。

企業によっては堅苦しくない面接スタイルをとる場合もあります。その和やかな雰囲気からついついしゃべり過ぎてしまったり、余計なことを言わないようにしましょう。また、面接官が話しているところに被せて話してしまうことのないようにしてください。当たり前のことのようですが、自分が話したい内容の質問だったり面接官の人柄が気さくだと気がつかずに相手に被せて話してしまうということが起こりうるのです。まず落ち着いて、そして相手が何を聞きたがっているのかを把握し、適切な内容と分量で話すように心がけましょう。何より面接はコミュンケーションの場だということを忘れないようにしてください。

家に帰るまでが就職活動です!

面接会場を出るとほっとしてつい素の自分が出てしまいますが、その後の態度を思いがけず企業の方が目にしてしまうこともあります。特に就職活動で仲良くなった誰かと一緒に会場を出る際は要注意です。そして意外と忘れてしまいがちなのが、公共の場で自分が受けた企業名を出して話をしてしまうということです。そして格好は明らかにリクルートスーツ。もしかしたらその企業の関係者が同じ電車に乗り合わせているかもしれません。普段から公共の場では企業名や学校名を出して会話をするのは慎みましょう。それは社会人になっても同じです。自社の内部事情や取引先の陰口などは言語道断です。

2週に渡って行われたパネルディスカッション、いかがでしょうか。日頃のガイダンスで習ってきたことを現場の人からより具体的な内容にして聞かせてもらうことでより心に残ったのではないでしょうか。前期のキャリアガイダンスは今回が最後です。これまで習ったことを忘れずに有意義な夏休みを送ってください。

併せて「就職に強い大学、名古屋商科大学」もぜひご覧ください。