山岡隆志教授が担当の製品戦略論は、ケースメソッド主体のアクティブラーニングで全講義が構成されています。今回は、学生が講義で学んだデザイン・シンキングの理論を使って、財布のプロトタイピングを実際に作ってもらうアウトプットの授業が行われました。提出された全プロトタイプの中から優秀な10個が選ばれ発表会が開催されました。

準優勝の清水梨胡さんのものは、顧客のニーズをヒアリングした内容から翻訳してインサイトを探ることができており、その情報を統合して5つの具体的な財布のアイディアを作り上げていました。そこから機能を絞り込んで一つのかたちにするという入念なプロセスが際立ったものでした。

• 優勝者　小林紗也さん
• 準優勝　清水梨胡さん
• 特別賞　山下綾斗さん、今井佑太朗さん

製品戦略論

マーケティングの重要な概念のひとつに顧客価値があります。その顧客価値の形成に大きな影響を及ぼすものが製品です。製品とは有形のモノに限定されず、 サービスも製品のひとつとされます。例えば、ディズニーランドや弁護士の助言も製品に位置づけられます。本講座では、学術理論からシリコンバレーの最新の実践的な手法まで多様な題材を使い、これからの時代の製品戦略の考え方を身につけることを目標にしています。講義形式もユニークで、全講義がケースメソッドやデザイン・シンキングといった双方向のアクティブラーニングが採用されており、一方的な講義で行われる日は一日もありません。