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BSc in Economics

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《講義レポート》日本経済論:吉井哲先生

#講義レポート #経済学部

日本経済が歩んできた道と歩む道

経済のグローバル化が進み、中国が強大化していくなかで、我が国日本における課題は山積みです。例えば、高齢化の進展や円高、財政危機、TPP問題など難しい問題に直面する日本ですが、現在の問題を理解するにあたって、戦後復興やバブル崩壊、さらにそれ以降の経済における歴史を正しく理解することが求められます。毎回の講義におけるテーマについて、学生からのコメントを翌週講義の冒頭で発表し、先生からの回答をもらう。この双方向のやり取りを繰り返すことで、理解を深め、さまざまな見解を共有しながら、自分の主張を確立していきます。これが、就職活動や就業後のキャリアに確実につなげることも目的とした授業です。

日本経済の最大の課題と最大のメリットを考える

講義最終日となった今回は、これまでの集大成として下記の2つのテーマに対してグループディスカッションが行われました。
(1)日本の経済社会において一番の問題を挙げて、解決策を述べる
(2)日本経済を牽引する成長産業を挙げて、成長戦略を述べる
あらかじめレポートとしてまとめた個人の見解をグループ内で議論し、グループとしての意見が発表されました。まず(1)のテーマに対しては「財政問題を解決するために、パナマなどの外国への税金逃れを各国が協力して是正していく」「労働人口の減少を解決するべく、高齢者の社会復帰を促し、育児支援のための自宅勤務を増やす」などの意見が発表されました。
また、(2)のテーマに対しては「ロボット産業に注力して、老人介護をロボットが代行できるようにしていく」「農業を成長産業に位置づけ、地方の過疎化に歯止めをかけ、食料自給率をあげていく」
学生それぞれの問題意識や考えが発表され、共有することで視野を広げることができたようです。日本が抱えている問題と希望を把握し、自分ができることを具体的に思案することで、将来のキャリアを考えるきっかけとなります。