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大槻先生がビジネス誌「金融財政ビジネス」にコラムを掲載

#経済学部 #学歴 #アルバイト #大学進学 #給付型奨学金 #名古屋商科大学

本学の大槻奈那教授が時事通信社から発行されている、金融・財政関係者向けの専門情報誌「金融財政ビジネス(2017年6月5日号)」にコラムを掲載しました。

春から新しい学生生活を始める方や、これから進学を考える高校生のみなさんの関心が高い「奨学金
」について、大槻先生がその見解を述べられていますので内容を少しご紹介します。

次世代の教育に必要なこと


金融財政ビジネスの記事

時事通信社「金融財政ビジネス」2017年6月5日(月)第10664号

日本で初めて、返済がいらない「給付型奨学金」の給付が始まった。優秀な学生と低所得家計を対象に私大の場合は月3〜4万円が給付される。しかし、これだけではとても学生生活を賄えないため、学生たちはやはりアルバイトをするしかないのが現実だ。日本の学生は勉強時間の約2倍近くの時間をアルバイトに充てていると言われている。また、米国ではほとんど存在しない「全く勉強しない」という学生も日本では1割程度存在する。大学で勉強するためにアルバイトもしているはずなのに、これでは本末転倒である。

日本で社会に出るために重要なのは、大学入学までの学歴であるといわれているが、次世代の有力な人材を育成するためには、今以上に高度な知識やスキルの習得が必要だと思われる。大学では入る前よりも高度なことを勉強するのだから大学に入ってからの勉強のほうが大変だということを改めて認識する必要がある。そして、高等教育を受けたいという熱意のある優秀な学生に対する給付型の奨学金は、今より大幅に充実させる必要がある。そうすることで本当に意欲的に学ぶ学生を育てることが重要になるだろう。


画像をクリックいただくと、原文をご覧いただけます。


給付型奨学金とは、
返済が不要な奨学金制度。 平成29年度より文部科学省が経済的理由により修学に困難がある優れた学生等に対し、教育の機会均等及び人材育成の観点から経済的支援を行っています。

■ 雑誌「金融財政ビジネス」
激動する経済・社会情勢を先取りして深く掘り下げ、二手先、三手先を読むための「Food for Thought(考える材料)」を提供しています。金融や経済、政治、国際情勢などについて、専門家や第一線の記者が執筆。鋭い洞察に満ちた分析は、政策形成や戦略立案に役立ちます。
https://www.jiji.com/service/senmon/financial/

大槻奈那教授


大槻教授は国際金融を専門としており、日欧の金融機関での実務経験が豊富で、全国のアナリストランキングでも常に上位を誇っています。金融系の各種業界団体にも名を連ねており、専門家として高く評価されており、大手メディアからの取材も多数あります。

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