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国際学部 英語学科

BA in International Studies

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在学中にTOEIC580点アップ→大手IT企業へ

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高尾 舜太さん(国際学部・英語学科)

TOEIC300点から英語の勉強を始め、最終的に英語が社内公用語の楽天に内定をもらった学生がいらっしゃいます。その学生が高尾舜太さん(国際学部・英語学科)です。最初はお世辞にも英語が得意とは言えなかった高尾さんですが、本学の職員と連携して日々努力を続けた結果、TOEIC880点にまでスコアアップしたと言います。また英語を習得する過程で本学の留学生と共にGlobal Leader Programの授業を受けたり、ドイツやアメリカに短期留学をしたことで、物事の多様性を受け入れ、真に国際的な感覚も養うことができました。高尾さんが本気で英語を勉強しようと思ったきっかけと、英語を習得する過程で得られた学びについて聞かせてもらうと、楽天に入社することに決めた経緯も見えてきました。


先輩からの一言で一念発起!英語の勉強を始めることに


勉強が好きな方ではなく、高校時代も真面目に授業を受けるタイプではありませんでした。その代わり高校3年間で熱中していたのはアパレルでのアルバイトでした。現在も続けています。最初はセレクトショップでジーパンを販売する日々。売り上げ目標があり、それを達成すべく常に考えながら仕事をしていました。そんなあるとき、そのセレクトショップでとある海外ブランドの売り上げを伸ばそうという動きがあり、そのブランドの販売担当を任されました。日本一の売り上げを目指すためにはひたすら頑張るという根性論では到底適いません。スケジュールを立てて逆算して考えていくことになりました。今思えばその当時からロジカルに物事を捉える勉強をさせていただいていましたね。結果、本当に売り上げ日本一を獲得!後にご縁があり、当ブランドでお仕事させていただくことになりました。


ある日、オランダ人のマネージャーが来日することがあり、自分を含めた店舗のスタッフとその上司、通訳の人と食事をとることになりました。英語が話せなかった自分はその後他のスタッフに「英語は話せた方がいいんですか?」と何気なく聞いてみたところ、「大学生なら話せて当たり前。」と言われてしまいました。大学生なのに英語も喋れないなんてと言われてしまったようで悔しかったです。それに英語を喋れる人を見て純粋に「かっこいいな」と思いました。思い立ったら即行動に移す性格のため、経営学部から英語の授業が受けられる国際学部に転部しました。


ターニングポイントにはいつも尊敬できる人との出逢いがあった


自分は、周囲がどうしているからとか、一般的にはこうだからということに、何となく従うようなタイプではありません。しかし、尊敬できる方々のアドバイスを受けた結果、今の自分があると思っています。当初高卒で働こうと考えていた自分が大学に進学したのは、高校時代最初にアルバイトをしていたアパレルブランドのマネージャーが「大学には進学しなさい」と言ってくれたからです。そのマネージャーのことをひたすら尊敬していたので理由は聞かず、その通りにしました。大学に進学してから、アルバイトを移った先の海外のアパレルブランドのマネージャーには「大学は続けた方が良い。時間を贅沢に使うことができるのはこの時期だけだ」と言っていただきました。そのままアパレルブランドに就職して社員になってしまおうと考えていましたが、引き止められた形となりました。


また、TOEIC300点の自分を引き上げてくれたのはSACのとある職員の方でした。SACは名商大の図書館内にあるセルフ・アクセス・センターの略称で、外国語運用能力を向上させるために設けられた自習スペースを指します。そこでは今回お世話になった職員のように、海外経験が豊富な職員の方が個別で相談に乗ってくださいます。そこで英語を使って仕事をしていきたいという相談をしてみると、まずはTOEICの点数を伸ばすことから始めてみようと提案されました。当初持っていた300点という点数は、大学生が本来持っているレベルに達していないため、現在のレベルに合わせた、中学の教科書を使って勉強を始めました。SACに行く度に課題をもらい、期日通りに提出、また新しい課題をもらうことを繰り返しました。勉強を始めた当初3ヶ月間は点数が全く伸びずに悩みましたが、それでも夏休みは毎日SACに通い指導を受け続けることで、半年後には700点を超えるまでになりました。たまに「諦めたくなったり、嫌になることはなかったの?」と聞かれることがありますが、一度始めたことを途中で諦めることはしません。費やした時間が勿体無いと感じるからです。 それにSACの職員の方にここまでつきっきりで見てもらっているのに、そんな失礼なことはできないと思いました。


名商大の外国人の授業に参加


名商大にはGLP(Global Leader Program)という留学生向けのプログラムがあります。各国から多くの学生が学びに来ており、その様は、まさに海外の大学で学んでいるようです。TOEICの点数が700点に達したとき、これ以上は日本人の頭で考えるのには限界があると思い、このGLPに参加することで英語力を上げていこうと考えました。GLPは普段の講義と比較してプレゼン発表やグループワークが多く、予習が欠かせません。英語の理解が追いつかない大変さに加え、文化の違いからか、グループワークの約束を取り付けても時間通りに集まらないなどいくつかの歯がゆい思いもしました。しかし英語の理解が追いつかなければ予習時間を増やせばいいし、グループワークを成功させるという広い視点で見れば、メンバーの遅刻も目をつぶれることだと考えて取り組みました。

GLPではケースメソッドと呼ばれる、実際の企業で起こった経営の問題が予習の課題として与えられます。学生はそれを事前に調べ、自分の考えを持った状態で授業に参加します。そのため就職活動で必要だと言われている企業分析も、自然な流れで行うことができました。また何より嬉しかったのが、英語の勉強はこれまで参考書、問題集 とインプットが中心でしたが、GLPの授業を受けることで、プレゼンテーションなどアウトプットの勉強もできたことです。英語のプレゼンテーション能力が上がったことに加え、留学生と学んだことにより考え方に多様性が持て、物事に対する許容範囲が格段に広がりました。

時を同じくしてドイツへの短期留学も経験しました。現地に行けば留学生という特別枠があるわけでもなく、ドイツ人と全く同じ授業を受けます。経営に関する授業をとったものの、自分が名商大で学んで来た経営に関する内容とは異なる側面からの学びが多かったです。英語力で他の学生から後れを取っているにも関わらず、経営学の理解についても遅れを取っている状態になり、ちょっとした挫折も味わいました。授業は午前中に終わるので、そのあとは予習復習に充てられるのですが、13時から22時まで取り組んでも内容を理解するところまで追いつきません。その上プレゼンテーションの準備とグループワークも発生します。体力、精神力共に厳しい状態が続きましたが、せっかく貴重な機会を与えられ今ここにいるのだと思うと、途中で止めるのはもったいないと冷静になることができました。この経験も今の自分を作っている大きな要素です。

入社したいのはワクワクできる企業

就職活動では楽天を始め、いくつかの企業を志願しました。名商大の基本的な就職活動のスタイルとは異なりますが、一つの業界に絞って選ぶのではなく、ワクワクできる企業であれば業界を問わず志願してみることにしました。自分の場合、ワクワクする基準は「未完成な部分を持っていて、それを完成させるのに自分が携わることができる企業か」という点です。楽天は大企業ですが、様々な事業を展開していることもあり、未完成な部分もいくつか持ち合わせています。それはつまり一緒に作り上げていく余地が残されているということです。

社会人になってからも固定観念を持たず常に新鮮な気持ちを持ち続けていたいと思います。そのように考えるようになったのは、GLPの授業や留学を経験したことが大きいです。これらの経験を通して、自分の当たり前は他の人にとっての当たり前ではない可能性がある、ということに気づけました。また、発言をしない人が実は熱いものを秘めており、最終的にはその人の意見でグループワークが良い方向に動いたという経験から、最初の印象でその人の活躍を決めつけないということも学びました。思い起こせばアルバイト先で英語が話せないことに悔しさを感じ、名商大のSACを訪れてから自分の考え方も就職先も大きく変わりました。今後も人との出会いや与えられた機会を大切に、正しい判断をしていきたいと思います。

是非、「就職に強い大学、名古屋商科大学」も併せてご覧ください。