学部学科

Academic Programs

国際学部 国際学科

BA in International Studies

  1. TOP
  2. 学部学科
  3. 国際学部
  4. 国際学科
  5. カリキュラム
  6. 東洋の歴史(2)

東洋の歴史(2)

講義概要

本講義の目的は、20世紀以降の現代史、とりわけ中東地域の現代史を学ぶことを通じて、現代世界、現代の国際情勢をよりよく理解することである。

19世紀から20世紀を通じ、そして21世紀を迎えた現代においても、中東地域は国際政治の舞台において常に「周縁的」立場に追いやられ続けてきた。その一方で、中東地域は同時に、地政学的要衝に位置し、多様な価値観や民族・宗派によって構成され、3つの一神教(ユダヤ教、キリスト教、イスラーム教)の聖地が存在し、そして豊富な石油資源をその内部に抱えていることなどから、現代の国際政治史において常に「中心的」争点となってきた。そうした中で中東の人々は、大国同士の権力闘争やその思惑の中で無力感に苛まれ、気まぐれな中東の独裁者たちに翻弄されながらも、自分たちの運命を自分たち自身の手に掴もうと懸命に闘ってきた。2011年以降のいわゆる「アラブの春」(とその挫折)もまた、中東地域がこれまで辿ってきた数奇な運命の延長線上においてはじめて理解することができるのである。

中東現代史の中には、現代世界を理解する上で欠かせないあらゆる政治的要素が織り込まれている。本講義では、激動の現代史を歩まざるをえなかった中東地域について、20世紀前半から最新の中東情勢までを含めて、映像資料や担当教員の調査体験談などを織り交ぜながら、丁寧に読み解いていきたい。

本講義は、NUCBフロンティア力の中でもとりわけ「基礎力」および「実践的思考力」の育成を念頭に進められる。また、本講義は本学のMission Statementで述べられている「世界的視野」をとくに歴史的視点から獲得する上で役立つものである。

対応する学修目標:LG-I、LG-IV

学修目標の分類

  • LG-1 Critical thinking for frontier spirit(批判的思考)
  • LG-2 Diversity awareness(多様性の意識)
  • LG-3 Business ethics and sustainability(企業倫理と持続可能性)
  • LG-4 Analytical decision making skills(分析的意思決定)
  • LG-5 Effective communication skills(効果的なコミュニケーション)
  • LG-6 New-asian business perspective(ニューアジアでのビジネス展開力)