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【講義レポート】伊藤博先生の「国際ボランティア論」

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「教育」とは何か?

伊藤博先生による今回の「国際ボランティア論」の講義は、「教育、学校と学び」をテーマに進められていきました。国際ボランティア活動では、何かを「教える」機会が多くあります。また国際ボランティア活動において、「教育開発」はとても重要です。そこで伊藤先生は、「教育」とは何かと学生に問いかけます。更に、教育は「学習者自身」のためではあるが、それ以外には何のためなのだろうかとも問いかけられました。学生たちからは、「教育は選択肢である。知識を得ているほうがより選択肢が広がるから」「教育は社会のためである」「教育は国家のためである」など様々な意見が出てきました。

児童中心主義教育の是非

教師が知識を与える形の近代化学校教育には、批判もあります。学習者自身の内から出る興味に教育内容を合わせていくという形の「児童中心主義教育」を行うべきだという見解です。しかしこの「児童中心主義教育」に対する批判も存在します。児童中心主義教育では、子どもの関心に応じた活動を提供することに追われて教育内容の一貫性がなくなり、知識が十分に蓄積されないからという批判です。伊藤先生からの「ではどちらの教育がよいのか?皆さんはどちらを選びますか?」という問いかけに対し、学生から多くの手が挙がり、賛否様々な意見が積極的に発言されました。

講義の後半は、くじ引きで決まった2人1組となってグループワークを行っていきました。更に今回は第13週目の講義であり、この「国際ボランティア論」の講義も終盤に差し掛かっているため、その2人1組で定期試験の問題を5問程度作るというアクティビティに取り組みました。できた問題はその場で採点され、良い問題があれば実際の定期試験で採用されるそうです。