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BA in International Studies

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《授業レポート》伊藤 博先生の「国際ボランティア論」

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「国際ボランティア」とグローバル人材の育成


本学には、海外で世界各国から集まった若者と生活をともにしながら、環境保護、遺跡修復、社会福祉等、現地地域の為のボランティア活動に参加する「国際ボランティアプロジェクト」があります。この科目では本学「国際ボランティアプロジェクト」への参加を希望する学生をはじめとする全受講生を対象に、海外でボランティアをする際に参考となる知識の習得およびその応用を目指し、海外で有意義な活動を行えるグローバル人材を育成します。コースの前半はボランティアの定義や種類の説明および文献研究を行い、知識の習得に重点をおきますが、後半はある国において実際にボランティアを行うことを前提にプラニングやケーススタディを行います。


「フィリピンはどのような国?」


今回の授業は学生のプレゼンテーションから始まりました。テーマは「フィリピンはどのような国?」です。発表者はフィリピン出身の学生で、地理や歴史、伝統や文化、特色などフィリピンの様々な魅力を紹介しました。発表後には学生から発表者に質問がありました。質問は「フィリピンの美味しい食べ物は?」や「将来住むとしたら日本とフィリピンどちらがいい?」、「観光に行くとどのくらいお金がかかる?」など身近なものが多かったです。自分の興味が有る事柄に関する質問を通して学生は異文化理解を身近なものにしていきます。また、学生は発表者に対する評価シートを記入することで、ライティングコミュニケーションとクリティカルシンキングの能力を向上させていきます。


国際ボランティアをするとしたら?


学生のプレゼンテーションの後はグループワークでディスカッションをしました。今回のディスカッションは「海外で国際ボランティアをするとしたら。」というものでした。学生はそれぞれ自分が国際ボランティアを行いたい国を想定し、どのような活動が行えるか、その国でのボランティアにあたりどのような準備を行う必要があるか、実際の国際ボランティアで注意すべき点は何か、などについて話し合いました。学生は各グループ内で積極的に議論をすることによりオーラルコミュニケーション(言葉によるコミュニケーション)能力を高めていきます。グループワークの間、先生は教室内の各グループに議論のヒントとなる話題を提供しながら教室をまわっていました。学生自身が発言をする機会が非常に多く、終始学生の「積極性」が感じられる授業でした。