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《講義レポート》ビジネスエスノグラフィー:納村信之先生

社会変化のプロセスを学ぶ

多くの企業が「付加価値の提案」と「生産性の向上」の課題を解決するため、日々試行錯誤を続けています。この課題を解決するための方法として、「行動観察」という手法が注目を集めています。行動観察とは、人の行動を詳細に観察することで、行動の背景や原因など従来のアンケートではわからなかった現場に潜むニーズや課題を分析し、問題解決に役立てようとする方法です。納村信之先生の「ビジネスエスノグラフィー」では、行動観察による新たなマーケティングの可能性を実践も踏まえながら学んでいきます。

行動観察の実践と効果

今回は最終講義ということもあり、各自で設定した店舗で行動観察を行い発見した課題や仮説に対する改善案の発表が行われました。情報端末販売店の店員の対応方法やホームセンターのショッピングカートの位置など、学生達がそれぞれ着目した問題点に対し、行動観察で得られた事実や気づきを基に分析した改善案を3分間という短い時間の中で提案していました。発表後には先生からの講評もありましたが、発表を聞いていた学生からもコメントがあり、個人の行動が集団に変化を与え社会全体に影響することを実感できたようです。
「行動観察」には時間も手間もかかりますが、観察によって明らかにされる事柄は、有効な経済効果を生むための手掛かりにもなります。学生達は、新たなマーケティングの可能性を探るためには、常に問題意識を持って観察などに取り組むことが重要だと学ぶことができました。