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国際感覚が身についたドイツでの国際ボランティア

#アクティブラーニング #名古屋キャンパス #BBA #インタビュー

経営学部経営学科 1年 梅元さん
三重県立宇治山田商業高等学校出身


2018年3月に宇治山田商業高等学校を卒業し、同年4月に入学。名古屋キャンパスの経営学部経営学科に所属しています。1年次から学内の学びだけでなく海外プログラムの国際ボランティアに参加し、国外でも知見を広めています。


「国際ボランティア」プログラム参加のきっかけはなんですか?


国際ボランティアに参加した1番の理由は先輩の話に影響を受けたからです。

入学した時に行われるオリエンテーションの際に、先輩から国際ボランティアなどの海外プログラム体験の話を聞きました。海外プログラムは期間中に自主旅行できる時間もあり、条件を満たせば奨学金を出してもらえること、海外に行くことで自分の価値観・考え方が変わったという話を聞き、海外プログラムに興味を持ちました。

元々小さい頃から海外に対して憧れと興味があり、留学をしたいという気持ちを持っていました。
高校生の時に一度、海外研修に参加しており、その経験から海外に行くなら若いうちに行きたいと思ってもいました。新たな世界を知って視野を広げ、自分の価値観や自分自身を変えたいという気持ちで国際ボランティアに参加をすることに決めました。

そして、ドイツのこのプログラムに決めた理由は、大きく分けて2つあります。
一つ目は、私は最初アジア圏でのプロジェクトに参加したいと考えていました。しかし、先輩に「せっかく行くなら、ヨーロッパに行って見たら?去年ドイツに行ってすごく良い経験になったよ」とアドバイスをもらい、行ったことのあるアジア圏でなく、自分の中で未知の国であるドイツに行くことを決めました。
二つ目は、非現実的な生活をしてみたいと思ったからです。普段はテレビやインターネットも身近にあって便利な生活をしています。そんな便利な生活から1度抜け出すことができそうなボランティアプログラムを選びました。

プログラムを通して得た成果、学んだことはなんですか?

私が参加した国際ボランティアプログラムでは、ドイツにある湖の上の島で木の伐採や水やり、フェンスの取り外しなど、森林の保護作業を行いました。島は20分くらいで一周できるほどの大きさで、インターネットも電気も無く、キャンプがよくされる場所でした。




メンバーには、ドイツ、セルビア、スペイン、メキシコ、フランス、イタリアなど様々な国籍の人がいました。そんな中に日本人は私1人でした。プロジェクトメンバーからは「日本の人口は?」「名古屋にはどれくらいの人が住んでいるの?」など日本のことを聞かれ質問に答えられないこともありました。多国籍なコミュニケーションの中で自国への意識の差を感じ、もっと自分の国に対して興味を持つ必要があると感じました。

また英語に関しては、今まで綺麗な英語(日本独特の文法)を聞く機会は多くありましたが、外国人が話す英語は癖が強かったりラフな英語ばかりで、英語に対しての価値観や考え方も大きく変わりました。
それに英語が十分に喋れないことで、うまく自分の思っていることが伝わらず損したこともありました。こんなにも英語が喋れないことに対して悔しいと思うことは今までありませんでした。日本ではまだまだ英語が喋れることがすごいという意識や印象がありますが、現地ではほとんどの若者が英語が喋れて当たり前と考えていることを知って、英語を勉強しようと考えていたがそれはもう当たり前のことだとも理解できました。そういった点でも英語への価値観が変わりました。


プログラム期間中の悩みはありましたか?

やはり私の一番の悩みは英語が喋れない事で、どうしても受け身になってしまったことです。
「What?」と言われるのが怖くて、あまり喋る事ができませんでした。英語が喋れなくて受け身になってしまうのは、その場ですぐに解決できないと思ったため、相手の言っていることの単語や簡単な文はすぐに覚えるようにしました。

プログラムを通して身に付いた力はなんですか?


周りを見て、自分から声をかける力が身につきました。プロジェクト中、「You need some help?」などと気遣いのできる人たちばかりで私自身が何度も助けられました。周りに影響され、大変そうだなと思ったら自分からも声をかけることができました。

また、限られた条件の中で上手く生活していく力も身につきました。買い物に頻繁に行くことができない環境でしたので、その中で美味しい料理を食べるためにみんなでレシピを出し合ったりしました。そのため、限られた環境でも少し視点を変えれば状況は良くなることを体感して学びました。

それと毎日のネット社会から縁を切りたいという目的があったので私はWIFIを持って行きませんでした。その分、道がわからない時や電車の切符の買い方がわからない時は人に聞かないといけません。必然的に現地の人とコミュニケーションをする機会が多く持てたので、良かったと感じています。でも、インターネットが使えることで海外での生活の安心材料にもなるのと、あると便利だとも思いました。一人でヨーロッパに行って帰ってきたことで、自信がつきなんでもできると思えるようにもなりました。

将来の夢や目標について教えてください。

今回、国際ボランティアに参加して、「言葉が通じないことで受け身になっていた自分」という課題を見つけることができました。今までだと課題を見つけてもそこから行動に移すことをあまりしていなかったので、課題を見つけしっかり行動し完結させるという部分をこれからは伸ばしていきたいです。 そして自分の意見を相手にしっかり伝え曖昧なまま進めないこと。自分自体が曖昧だと相手にもちゃんと理解されないことを身を持って知ることが出来ました。分からない時は分からないと伝えることも大切だと経験しました。アクティブラーニングの授業で自分の考えを発信することや議論することに慣れてきてはいますが、これから学校での学びだけでなく、いまの自分の課題を何かを見つめ直していきたいです。そして、そこで終わるのではなくそこからどうするかも考えていきたいです。

また、この経験からの自分の語学力は全く変わっていないと思います。しかし、もっと語学を勉強したいという意識が強くなりました。メンバーにスペイン語やフランス語での挨拶や軽い会話を教えてもらっているうちに、英語だけでなく他の言語にも興味を持つようになりました。目標としてTOEICは、1年生のうちに700点以上を取りたいと考えています。そして今度は海外インターンシップ語学留学などでアジア圏に行きたいと考えています。

梅元さんは、ビジネスを体系的に学ぶアクティブラーニング中心の名古屋キャンパス(BBA)で学んでいます

取材:2018年10月