アクティブラーニングで学ぶ心の行動や意識の尺度
- 教員 & 研究
- 授業レポート
椿田 貴史先生による心理学の授業では、ビジネスや教育、医療の現場において最も“使える”心理学を、アクティブラーニングで学びます。 この授業では、自分の悩みや改善したい習慣などに注目し、「自己介入調査」...
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Case Method
小林伸行先生の企業分析の講義では財務諸表を読み解き、「数字」から会社のデータを読み解き、その企業がどんな企業なのかアクティブラーニングで分析します。財務諸表とは「その企業の資金がいくらあったのか」や、「利益はいくら出たのか」というように「数字」で企業の経営成績がわかるものです。主に「貸借対照表」、「損益計算書」、「キャッシュフロー計算書」の三つの決算書があり、それらをみればその企業の業績がわかります。
学生たちは企業の商品や活動内容ではなく、「数字」からどのような企業なのか分析していきます。
今回の講義で使用したのは実際のソフトバンクグループ株式会社の財務諸表。どんなことをやっている企業か知っている学生も多いソフトバンクグループをグループ毎に「数字」から分析していきます。
学生A「当期純利益は昨年より上がっているけど継続事業の税引前利益(経常利益)が下がってるのはなぜだろう?」
学生B「何かこの時に特別な事業をして、そっちで稼いだのかな?」
学生C「ソフトバンクグループは本業以外の方が頑張っているのかな?」
ソフトバンクといえば携帯電話通信事業者としては世界6位の売上高を誇る巨大企業で、誰もが知っている有名な企業と言えます。携帯電話のCMが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。今回の講義では、財務諸表から読み解いたデータをもとに、「本業以外にどんな事業をやっているのだろうか」と興味関心を持つようになった学生が多くいました。このように、違う角度からアプローチをすることで見えない部分が見えるようになったり、多角的に考える必要性を理解することができます。企業を表面から見るだけでなく、アクティブラーニングで違う側面から分析することで新たな発見ができた講義でした。