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学生が教壇に立って、政治学を教える

#アクティブラーニング #アクティブラーニング事例紹介

「政治」を通じて戦略を学ぶ

みなさんは内閣総理大臣と大統領の違いがわかりますか?大人でもこの問いに即答できる人は少ないのではないでしょうか。北村貴先生の『政治学』は1年生を対象としており、戦後から直近の菅総理大臣まで、日本の政治家の特徴や戦略についてケースを用いて学びます。
今回の授業では4名の選ばれし学生が自分の作成したケースを使い、1人あたり30分間のアクティブラーニング授業を行いました。実際に講師役として先生や仲間の前で授業を運営する機会は滅多にないことでしょう。講師役の学生たちは、以下のテーマで授業を執り行いました。

  • 政界の暴れん坊将軍「浜田幸一」
  • 票ハラスメント
  • あなたはどちらの死を選ぶ 〜神風特攻隊〜
  • 大統領民主党予備選挙 ヒラリーvsオバマ

4名の講師役学生たちは、今までの授業で学んできた知識やアクティブラーニングにおいて身についた思考力・伝える力を駆使しながら授業を展開します。ジョークを交えたりと、初めてとは思えないほどスマートに授業進行している様子が伺えました。生徒役の学生達も真剣に意見を交わしており、白熱したディスカッションが繰り広げられていました。


7週間のまとめ


授業の最後には北村先生の7週間の授業の総括があり、「政治学」という授業から何を学ぶことができたのかという点を学生たちと話し合いました。

・正解がわからないことでも、状況を冷静に判断して戦略的に考えることができるようになった。
・多数派 / 少数派それぞれに戦略があり、それは政治以外にも適用できることがわかった。

北村先生の政治学では、政治家達の個性的なストーリーや性格、背景、時代の風潮をディスカッションしながら深堀りし、「もし当事者だったら」という立場で主体的に考え学びを深めていきます(ケーススタディ)。この学びを通して、政治についての知識だけではなく、日常生活や社会人になってからも使える「戦略的な思考」や「意思決定」も身につけることができた学生も多かったようです。