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BBA ×ウォルト・ディズニー・カンパニー《管理会計》

#BBA #ケースメソッド #ディズニー #ピクサー

ケースメソッドでは、よく知っている企業の裏側を知ることもできます。今回は、あらゆる世代から人気のテーマパークを所有する「ウォルト・ディズニー」について、テーマパークについてではなく、映画制作の分野での経営改革を会計の分野から学びます。

ウォルト・ディズニー・カンパニーを通して学修する戦略的M&A

あと数年で創業100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニー。世界の人々に夢と感動を与えるだけではなく、経営面でも成功を収め続けることができたのには、どのような秘密が隠されているのでしょうか。野坂和夫先生による「管理会計」最終回の授業では、このウォルト・ディズニー・カンパニーのケースを用いて、戦略的M&Aについて学修します。

業務提携企業間の対立 -  利益を最大化するためのM&Aとは


真剣に授業に参加する学生たち

2000年代初頭、CGアニメーションが手描きアニメーションを急速に駆逐しつつある中で、ディズニー・グループ全体の成功のためには、CGアニメーション分野での成功が必要不可欠でした。しかし、当時のディズニーアニメ映画は、『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』で知られるアニメーション映画会社ピクサーとの契約に強く依存していました。ピクサーとの共同製作契約が終了したのち、紆余曲折を経てピクサー買収の糸口をつかんだディスニーでしたが、一体どのような形でピクサーを買収したら良いのでしょうか。ディズニーの経営者としての視点、ピクサーの経営者としての視点の両面からこの問題について考えていきます。今回の授業を通して、M&Aにはどのような手法があるのか、また戦略的管理会計の視点からどのようにM&Aを経営戦略に採用・実行すべきかを学生たちは学びました。受講生は「ディズニーによるピクサー買収の事実は知っていたが、どのような経緯で現状の判断に至ったかをディスカッションを通して裏側まで知ることができて、大変興味深かった」と語っています。身近な企業を題材に取り組むからこそ、学生たちはより実感を持って学修することができているようです。