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《オンライン授業》議論を通じて多様な考え方に触れる

#アクティブラーニング #オンライン授業 #名古屋商科大学 #ディスカッション

吉井哲先生の経済倫理の授業では、世界で起こっている様々な事例を使って経済の倫理を学んでいきます。1年生を対象としたこの授業では、下記の力を身につけることを目的としています。

  • 基盤力(学ぶ力):行動の基盤となる様々な知識を積極的に学習する力
  • 実践的思考力(考える力):学習内容を問題の発見や解決に応用して考える力
  • 発展的コミュニケーション力(つながる力):関係者と良好な関係を築く力

他人への干渉に関する3つのケースについて考える

ケース1「なぜクレーマーは発生するのか?:自己中心的社会を考える」
モンスターペアレントに代表されるクレーマーのように自己中心的に難癖・クレームを付けたくなる心理はなんでしょうか。人々はなぜクレームを言うのでしょうか。また、近年裁判対策であまりにもバカげている製品の「注意書き」や「取扱説明書」が多いですが、消費者側の知識不足にどのように対処したら良いのでしょうか?
ケース2「「メリークリスマス!」は禁止すべきか?:多文化主義と伝統文化」
「メリークリスマス!」という言葉を現在NYで使用すると非難されます。他民族・他宗教への配慮がない人・企業と思われるからです。しかしながら、配慮しすぎると国の伝統文化が崩壊していくのではないでしょうか。移民は郷に入れば郷に従うべきでしょうか?
ケース3「生活保護者はパチンコをしてはだめか?:健康で文化的な生活とは?」
生活保護費をパチンコや競輪などギャンブルに使うことが非難されています。なぜだめなのでしょうか。憲法で保証されている健康で文化的な最低限度の生活とはなんでしょうか?

議論を通じて他者の考え方を理解する


それぞれのテーマで、小グループでの学生同士のディスカッションとクラス全体でのディスカッションを通じて、多様な考え方があることを理解していきます。テーマ2について吉井先生は「日本は島国で価値観がある程度共通されやすいから問題にならないが、多民族国家は多くの問題を抱えていている。民族の数だけ問題が複雑になるため、世界にはとても難しい課題を持っている国がある」とお話をされていました。私たち日本人にとってはなかなか想像しづらいテーマではありましたが、学生たちからは多様な意見がたくさん飛び交い、活発な議論が行われていました。