大きく分けて2種類の社会人教育

社会人教育には大きく分類して2種類（社会人大学と社会人大学院）が存在します。出願資格として大学教育を修了していることが後者（大学院）の原則である一方で、幅広く学びの対象を設定しているのが社会人大学の特徴といえるでしょう。カリキュラム（教育課程）についても同様で、社会人大学院は実務経験豊富な社会人がさらに専門性を高めるための経営教育が多く、社会人大学は経営学を体系的かつ段階的に学びたいという幅広いニーズに対応したものとなります。こうした2つの教育課程に両者に共通するものは「実践的」な学修体験という点。実務経験を持つ社会人を対象とした教育は必然的に実践的な実学が中心となります。学んだ内容を実践し、そのフォードバックを教室での学びに活用する。このサイクルが特に経営教育における社会人教育の醍醐味と言ってよいでしょう。