企業経営と研究開発
講義概要
1.本学のMission Statementとの関わり
世界的な視野、そしてビジネス界に貢献できる能力を持った指導者と起業家を目指すために必要な知識の学習、実践的な思考力の養成を目指します。
2.講義の意義、背景、内容、重要性
この講義は、企業の研究開発および技術開発に関する基礎的な知識やフレームワークを学びます。ビジネスにおいて、イノベーションを担う、製品やサービスの研究開発の知識は大変重要であり、これまで日本の製造業・サービス業が国際競争力を維持できた大きな要因は、研究開発やイノベーションにあると言えます。企業における研究開発活動の様々なトピックを扱い、実際の事例を分析・検討することで、知識を実践的に使うことを目指します。具体的な学習項目は、毎週の講義テーマのとおりです。
★この講義はディスカッションルームを使った参加型の授業であり、事前に配布する企業ケースの予習およびディスカッションへの貢献や発表が必須となります。進め方については第1回目の講義で説明し、資料を配布します。
講義ではグループ討議と全体討議を実施します。まず、自分がケースの状況をどのように把握して分析したか、どんな示唆が得られたのかを披露します。討議では、さらに考察を深めて新しい知恵を生みだす、意思決定をする練習をします。この一連の学習体験が重要であり、クラスで互いに学びあうために、ケースの予習は必須となります。
★学習するケース(予定)
任天堂Wiiの開発、ネスレ社ネスプレッソ開発、アップル社のiPod戦略、シャープとホンハイの生産体制、富士フィルムvsコダックのイノベーションのジレンマ、BMWの製品開発 など
(ケースは変更される場合もあります)
3.カリキュラム体系での位置付け
企業経営に必要な研究開発に関する知識を身につけることが出来ます。
4.育成するNUCBフロンティア力
特に、基盤力(学ぶ力)、実践的思考力(考える力)、発展的コミュニケーション力(つながる力)の育成を目指しています。
5.対応する学修目標
専門科目の「事業承継」領域に位置付けられ、研究開発に関する体系的な知識を身につけることを目指します。対応する学修目標は以下のとおりです。
LGⅠ :統合的思考力、発展的実践力の養成
LGⅡ :コミュニケーション能力の養成
LGⅢ :情報を有効に活用する能力の養成
LGⅣ :実社会との関わりを意識した実践力の養成
学修目標の分類
- LG-1 Critical thinking for frontier spirit(批判的思考)
- LG-2 Diversity awareness(多様性の意識)
- LG-3 Business ethics and sustainability(企業倫理と持続可能性)
- LG-4 Analytical decision making skills(分析的意思決定)
- LG-5 Effective communication skills(効果的なコミュニケーション)
- LG-6 New-asian business perspective(ニューアジアでのビジネス展開力)