在学中に税理士試験3科目に合格!
今年の税理士試験で相続税法に合格した商学部4年生の金田さんにインタビューしました。金田さんは、2年生のときに簿記論と財務諸表論の2科目に合格し、今回の合格で3科目合格を達成しました。
「しんどかった」勉強の末につかみ取った合格
相続税法に合格してひとまず安堵していますが、とてもしんどかったです。3年生の時にも相続税法の試験を受けたのですが、初めて不合格を経験しました。3年生の時には自己採点で合格しているものと思っていたので、特に精神的につらかったです。
2年間も同じ勉強を継続することになったことと、就職活動で忙しい状態からから勉強ペースに戻すことも大変でした。3月までは1日に2~3時間しか勉強ができませんでした。内定先が決まってから1日平均10時間は勉強できるようになり、OBから勉強方法を聞いて自分に合っているものを取り入れていきました。
人生設計を考えたときに、「今受からないといけない」と思っていたからこそ、しんどかったけど合格できてほっとしています。
税理士を目指して「4年間勉強すれば変われる」
高校に通っていた時は、商業科ということもあって、卒業後の進路は経理を考えていました。しかし、コロナ禍によって就職の枠が減ってしまい、進路変更を余儀なくされました。そこで、大学に進学し、税理士を目指して勉強してきました。2年生の頃に税理士試験で2科目合格を果たして、そこから4年生まで勉強していたら税理士になることが現実味を帯びてきました。4年間の勉強を通して、やることをやっていれば簡単に変われる、時間の積み重ねが大事だと思いました。
今後は、2年間税理士事務所で働いてから、大学院進学を考えています。
在学生8名が税理士科目試験に合格
2025年度は、名古屋商科大学から税理士試験に8名の現役生合格者を輩出しました。そのうちの2年生2名は低学年ながら財務諸表論に合格しています。インタビューした学生は商学部の税理士・公認会計士コースに所属しており、授業とは別に大学が無償で提供する特別プログラムを受講し、学部在学中に見事合格しました。2010年度から開始されたこのコースより、これまでに約80名の合格者を輩出しています。