年度:2025
NO:25101
著者:松本博之・鎌田真弓・村上雄一編著
山本亀太郎・三瀬豊三郎と同郷の菊池武美氏が残した両名の伝記の翻刻と解説を中心に、明治中期に西豪州のブルームに渡った西予地方出身の3人の日本人商店主(山本・三瀬・山崎栄治郎)のライフストーリーを描く。1890年代から1930年代にかけての記録からは、商店主を中核とした移動先での相互扶助の様態など、日本人出稼ぎ労働者の現地適応戦術が垣間見える。本書は科学研究費基盤研究(C)「国境を越えた地縁社会―豪州出稼ぎ労働者の現地適応戦術」(課題番号 20K12380)の研究成果の一部である
No.25101