ケースメソッドは決断力を鍛える?

日常の様々な場面において「決断力」は必要となります。進路を決める時や就職をする時、ビジネスの中など様々な場面で必要なスキルとなります。近年の教育業界で不足しているのは「決断力」を養うことと言われています。そこで文部科学省が2014年に提唱したのが「アクティブラーニング」の導入です。アクティブラーニングの手法の一つに、企業の事例に従って主人公(主に経営陣)の追体験をするケースメソッドがあります。このケースメソッドでは、常に判断力と決断力が求められます。判断とは他人の意見に耳を傾け考えること、決断とは自らの意思で決定することです。
物事の判断が苦手だという方は少なくないと思います。そのためアクティブラーニングに参加するのが不安だという人がいますが、「決断力」は訓練をすることによって養うことができます。決断をしたら自分の発言や行動に責任を持たなければなりません。その先にはトラブルや失敗があるかもしれません。しかし失敗がなければ、次に活かすことすら出来ません。ただケースメソッドには正解も不正解もありません。失敗を恐れず自らの意思を決定する事が「決断力」を鍛える事になるのです。