アクティブラーニングで学ぶ消費行動
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- 授業レポート
矢部謙太郎先生の社会学では、アクティブラーニングで消費行動について考えます。今回のケースの主人公は黒川氏(30歳)。黒川氏は1日2箱のタバコを吸うヘビースモーカーです。喫煙で損なわれる健康を補うため...
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ケースメソッド
Case Method
経済学部 田村正興准教授の「ビジネスエコノミクス 1」では、経済統計・価格戦略・消費者心理に関してアクティブラーニング形式で学修します。学生が「面白い」「頭を使う」「ビジネスに役立つ」ことを実感できるよう毎回授業が展開。第4週の授業では、受講者に生活・学習・恋愛など身近なテーマでアンケートを実施し、そのデータを基に「興味深い関係(例:成績とスマホ使用時間の関係など)」を見つける課題に取り組みました。
受講者は事前に集計データの分析を行い、仮説を立てて発表を行いました。ある仮説では、両親の仲の良さと母親の手料理の満足度の高さに正の相関があり、さらに親子関係の良さと料理の満足度の高さにも正の相関があることに着目。果たして料理の満足度が高いから家族関係が良好なのか、家族関係が良好だから料理の満足度が高いのか。発表を聞きながら、データ分析の手法に間違いはないか、分析結果に対して違う見解はないか、意見を出し合い議論を深めました。授業を通じて、データ上で相関があっても必ずしも因果関係があるとは言えないこと、サンプルを絞り込んで分析を行うこと、具体的なExcelの活用方法など、統計分析の基礎を修得しました。