憲法、民法、刑法、商法など、世の中には、私たちが秩序ある生活を送るために様々な法律が存在しています。経済学部ではこの法律について知識を得ることで、社会問題を解決し、社会をより良くすることを目指す人材を育成します。国や地域に根ざした仕事である公務員を目指す学生にとっても、大事な科目となります。
企業経営における法学
菅沼 博子専任講師の「法学概論」の授業では、ケースを用いながら法学の基礎知識を学修します。ビジネスや日常生活の様々な場面で、紛争を予防したり、解決したりするうえで、リーガルマインドが果たす役割について学びます。今回の授業では、会社法における会社と取締役の関係について、「取締役の責任を追及できるか」を問う内容をケースを用いて考えました。同族企業を経営する家族間の問題を紐解き、具体的な例を取り上げながら理解を深めていきます。

現実的なテーマを扱うことで、これまで授業で学んできた法学の知識をアウトプットする機会となり、より高度な実践力を養うことに繋がります。受講生がこれまでの授業の資料を振り返り、真剣に読み込み考える姿が印象的でした。この授業で身につけた知識と考察力は、実社会でも大いに役立つはずです。「法学概論」の授業を通して、ビジネス界や社会の発展をもたらす知識の創出をするために必要な基礎知識を身につけることができます。経済学部では、地方自治体職員をはじめ、警察官・消防官などの公務員養成に力を入れており、「法」を意識しながら地域貢献できる教養豊かな人材を育成しています。
2022年公務員コースを開設《経済学部》 | 経済学部 | 名古屋商科大学《AACSB国際認証校》
名古屋商科大学
https://www.nucba.ac.jp/economics/public_officer.html![]()