大学と信用金庫が共同実施「事業承継人材育成」
名古屋商科大学(運営:学校法人栗本学園)と愛知県信用金庫協会会員15金庫は、2015年7月10日に標記の協定を締結し、「名古屋商科大学事業承継研究所(以下「研究所」と称する)」を設立いたしました。
連携協定による中小・小規模事業者の経営基盤の強化
中小・小規模事業者は、日本における企業の9割以上を占め、地方における雇用創出や産業活動において重要な役割を担っています。愛知県内においては、中小・小規模事業者の休廃業・解散件数が4年連続で1,300件を超え、休廃業する事業者のうち約7割が後継者不在に起因するものであり、この状況は全国平均を上回る状況にあります。
こうした状況の中で産学連携による中小・小規模事業者の活性化に資するため、名古屋商科大学(運営:学校法人栗本学園)と愛知県信用金庫協会会員15金庫は、2015年7月10日(金)に標記の協定を締結し、「名古屋商科大学事業承継研究所(以下「研究所」と称する)」を設立いたしました。
研究所は、名古屋商科大学教員ならびに各信用金庫職員が研究員となり、親族内承継を目的とした「事業承継人材育成」を協同にて実施いたします。親族内事業承継を支援することで、中小・小規模事業者の事業基盤・強化を図り、技術・暖簾(のれん)を後世に伝えると共に、企業の長期的な成長と地元における雇用提供、そして地域の若者が新しい着眼点で伝統のある地域産業を活性化させていくことを目的に取り組んでまいります。
ファミリー企業が事業承継において直面する世代間のギャップ
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リーダーシップスキル
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家族との対話スタイル
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会社の目標設定
ビジネススクールで培ったノウハウを活用し、事業承継問題および地域課題解決に関する産学連携によるカリキュラム開発や研究の実施、各信用金庫の顧客企業、地元企業における新商品、サービス開発支援ならびに企業診断等を通じた地元企業の継続的な発展、維持に貢献すること目的として活動いたします。