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経営学部 経営情報学科

BSc in Management

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  6. イノベーションと創造性

イノベーションと創造性

講義概要

 イノベーションは、それまで誰も考えたことがなかったアイデアを産み出し、それによって顧客に新たな価値を提供することである。アップルのiPhoneが世界的なヒット商品になったのも、それだけが持つユニークな便利さや心地よい使用感などによって、N携帯電話に新しい価値を吹き込んだからということができる。このようなイノベーションは、アップルのような大企業だけがするものではない。広く知られはしないものの、会社や行政などのビジネス現場で、業務を効率化したり、顧客満足を上げたりする小さなイノベーションが存在する。いずれにしても共通することは、イノベーションには、多かれ少なかれ、それまでだれも考えなかった新しいアイデアが内在することである。
 このことは、学部学生の諸君にも無縁のことではない。イノベーションをするチカラは、将来社会で、価値を生む人になりたいと思う諸君にとって、大変重要なものだからだ。それどころか、これからのグローバル社会で生き残るための必須条件でもある。
 グローバル化やインターネットが進展するに従って、例え日本国内で仕事をするホワイトカラー(事務職)でも、海外の労働者と競合することになる。既にある知識を学んで、与えられた手順で仕事をするのであれば、ネットで情報を送り、海外の安い労働力で済ませられるからだ。その中で生き残っていくためには、新しい知識や新しい手順を、創り出すチカラ、すなわち創造力を持つことが重要である。  当たり前だが、それまでにはないアイデアというのは、どのような教科書にも書かれてない。すなわち、自分でアイデアを創り出す、「創造力」を磨くことが重要になる。この講義では、イノベーションと創造性に着目し、イノベーションということの理解と、それを行うチカラとしての創造性を磨く理論と手法を学ぶ。創造するための思考、新しいアイデアを出す技法、チームに創造性を導くファシリテーション、および効果的に表現するプレゼンテーション法などについて、事例、体験、および受講者とのディスカッションを通じて、理解を進する。
 このようにこの講義では、講師から学ぶだけではなく、受講者自らが考え、主体的に行動することを通じて実践的思考力を修得する。学修目標としては、論理的思考に基づいた統合的思考力と発展的実践力の養成(LG1)、発展性ある実践を実現するコミュニケーション能力の養成(LG2)、および情報技術を有効に活用する能力(LG3)の養成とする。前述のとおり、本講義で取り上げるイノベーションは、誰も考えたことのないアイデアを創り出すことであり、本学建学の精神である「フロンティア・スピリット」、すなわち未踏の領域に踏み出すことにつながる。

学修目標の分類

  • LG-1 Critical thinking for frontier spirit(批判的思考)
  • LG-2 Diversity awareness(多様性の意識)
  • LG-3 Business ethics and sustainability(企業倫理と持続可能性)
  • LG-4 Analytical decision making skills(分析的意思決定)
  • LG-5 Effective communication skills(効果的なコミュニケーション)
  • LG-6 New-asian business perspective(ニューアジアでのビジネス展開力)