先日開催されたFD会*は経営学部の納村信之教授による「行動観察におけるアクティブラーニングのプロセス」というテーマで行われました。納村先生は学部や大学院で「ビジネスのための行動観察」という科目で積極的にフィールドワークを取り入れたアクティブラーニングを実施されています。受講生はお店や街、また学内施設のヒトの流れやヒトが自然にしている行動を「観察」していきます。バイアス（思い込み）なしに行動観察すると新しいアイデアや気づきが生まれることが理解でき、その後「分析」、「仮説」、「提案」していくことでビジネスに大いに活用できることがわかります。このような講義の方法や内容、学生の成果物を先生方に紹介、共有して議論が行われました。

来年度、開設される都心型コースでは、積極的にフィールドワークを取り入れた講義が展開されます。フィールドワークによる実践学習やグループワークなどのアクティブラーニング講義は、知的好奇心や学習効果を高めるものとして大いに期待されています。

*FD会（ファカルティ・ディベロップメント）とは大学教員同士が授業内容や方法を共有したり、改善に向けて意見を出し合う会議で、より質の高い教育を学生に提供することや研究活動の推進を目的として定期的に開催されています