競争優位を築いていくための戦略的思考を身に付ける

加藤和彦先生の戦略的思考の講義では、企業がこれからの時代に競争優位を築いていくために、プラットフォーム戦略をどのように構築していけば良いかの戦略的思考を学修することが目標とされています。

プラットフォーム戦略とは、製品やサービスを提供するプラットフォーム（基盤）を作り、顧客や利用者を集める仕組みのことです。分かりやすい例はインターネットショッピングサイトです。インターネット上でモノを売買できる基盤（プラットフォーム）を作り、そこにモノを売りたい小売店とモノを買いたい消費者を集めます。魅力のある小売店が出店すれば多くの消費者が集まり、消費者が多く集まれば、より魅力のある商品を出店しようとする小売店も数多く出店します。これをネットワーク効果といい、このネットワーク効果が生まれると規模が拡大していきます。

この講義はアクティブラーニングセンターで行われ、学生と先生との対話を大切にしながら和やかな雰囲気で行われています。今回の講義では破綻寸前の状態から再起したテーマパークをケースとして、そのテーマパークが成功した要因は何だったのか、更にテーマパークを拡大・発展させるにはどうしたらいいか、ビジネスの場に立った時に必ず必要になる「なぜ、どうしたら利益が出るのか」について、グループ内でそれぞれの意見を出し合いました。1人1回以上は発言する機会があり、様々な見方からの意見が飛び交いました。