データサイエンス × 意思決定
経営学部経営情報学科はIT分野の専門スキルと経営学を並行して学び、近年データサイエンスと呼ばれる企業経営やビジネスにITを活用する分野について理解を深めます。韓教授による「意思決定のための経営科学」の授業では、企業を経営する上で直面する課題をシステムを使って分析し、算出した結果から課題解決の意思決定を行う能力を身につけます。
最大の利益を得るためにはどうする?
今日の授業では「クリーク陶磁器会社」という企業のケースを教材に、AとBの製品を生産するにあたって最大の利益を得られる最適な生産プランについて考えました。学生たちはExcelのソルバーや表計算を用いて情報を分析し、利益を得るために生産すべき数を算出します。1日の労働時間を1時間増やした場合と製品Aの単価を上げた場合どちらが利益が大きくなるのか?というような問題にも、韓教授にアドバイスを頂きながら、学生同士が積極的に意見交換を行う姿が印象的でした。日々このような授業スタイルで学修することによって、将来社会で役立つスキルを身につけることができるのです。
企業経営やビジネスに関する知識の修得だけでなく、企業が持つ多様なデータを可視化し経営戦略に活用する力は、ビジネス界や社会の発展に貢献する人材となるために重要なスキルと言えます。学生たちはデータサイエンスの入門であるこの授業を通して経営支援システムの基礎を学び、経営活動の中で直面する課題に対し科学的なアプローチを行う実践力、そして算出された結果から企業の利益を生み出すための論理的な意思決定能力を養います。