海外インターンシップの累計参加者が1050名に
名古屋商科大学は、大学独自のプログラムとして2012年より開始した海外インターンシップの累計参加学生数が、2025年春期の選抜者54名を加え累計1050名となりました。成長著しいアジア9ヶ国の日系企業・現地法人を対象に、参加学生は2週間から最長3ヶ月に及ぶ期間の就業体験を経て、国際的な視点を養い将来の職業観の醸成を図る充実した内容となっています。参加学生は大学入学前の時点で当該プログラムの参加を希望する方や、参加学生に刺激・感化されて入学後参加を表明する方など様々ですが、自身の大きな成長や将来のキャリア設計の機会として寄与するプログラムを本学は提供しています。
本学の海外インターンシップの歴史と変遷
年月 | 回数 | 出来事 | 累計参加人数 |
---|---|---|---|
2012年8月 | 第1回 | ベトナム(ハノイ)の地において7社12名でプログラム開始 | 12名 |
2013年2月 | 第2回 | インドネシアでのインターン追加。ベトナムとの2カ国体制に | 32名 |
2014年2月 | 第4回 | タイ・フィリピンに加え、ASEAN以外のインドにも拡大 | 101名 |
2015年2月 | 第6回 | マレーシアにも拡大。7カ国9都市へ55名を派遣する規模に | 201名 |
2018年2月 | 第12回 | 過去最多となる8カ国10都市へ73名の学生を派遣 | 544名 |
2019年2月 | 第14回 | 派遣学生及び受入企業数過去最多の84名を50企業へ派遣 | 694名 |
2020年8月 | - | コロナの影響で開始以来初めて中止を余儀なくされる | 789名 |
2021年2月 | 第17回 | コロナ禍でもオンライン海外インターンシップとして開催。 5カ国10企業に13名参加 |
802名 |
2022年8月 | 第20回 | 学生の現地派遣を再開。7カ国16企業へ23名参加 | 850名 |
2024年8月 | 第24回 | 英語のみの講義で授業を学ぶ経営管理課程(GBBA学生)の学生 も参加対象を拡大し、8名の派遣スタート |
996名 |
2025年2月 | 第25回 | 54名を選抜。累計参加学生数が、1000名を突破 | 1050名 |
参加学生の声
私は、ベトナムにある現地法人のコンサルティング会社でインターンシップを経験しました。主に担当したのは、日系企業がベトナムでビジネスを展開する際に必要な外部環境調査やマーケティングリサーチをレポートとしてまとめる業務です。その中で私は、「日本のZ世代とベトナムのZ世代の比較」というテーマを選び、ベトナムの若者のトレンドを把握しながら、報告書やプレゼンテーションを作成しました。
インターン期間中には、社員の方々に中間報告会の場を設けていただく機会がありました。この報告会では、ゼロベースから情報を収集する難しさや、ビジネスシーンで求められるクオリティを意識したパワーポイント資料の作成が、これまでの自分の認識とは大きく異なることを実感しました。社員の方々から多くの指摘を受ける中で、より高いレベルの成果物が求められることを理解し、ビジネスの現場で通用する品質とは何かを学ぶことができました。
充実した海外留学プログラムと奨学金制度
名古屋商科大学では、キャリア支援の一環である海外インターンシッププログラムだけでなく、語学留学や提携校への交換留学プログラム、ギャップイヤープログラムや国際ボランティアなど様々なかたちで学生達の海外経験を後押しし、国際社会で活躍する人材を育成しています。また、学生が海外留学プログラムに参加する際に、渡航費や宿泊費の補助や留学先の授業料が免除となる奨学金制度があり、この海外インターンシッププログラムにおいても、往復の航空運賃費・現地宿泊費の半額相当額が奨学金として参加者全員に給費する制度があります。