１１月１９日（土）の１３時半から１７時まで伏見キャンパスで本年度の就業力シンポジウムを開催いたしました。当日の来場者は８５名で、多彩な聴衆の方々がご関心をもって出席してくれました。昨年度に引き続き、２年目を迎えた就業力シンポジウムのテーマは「地域発展と就業力育成」でした。基調講演は八王子市役所の学園都市政策を最前線で推進している今井様で、地域と大学がどのような関わり方をしているのか、どんな取り組みが地域発展にプラスなのか、それとも課題を残すのかについて講演をしてくれました。現場を経験している実感と説得力のあるお話が印象的でした。

後半はパネル討論でした。いわゆる尾張東部地域にあたる尾張旭市、瀬戸市、長久手町、日進市、東郷町、豊明市の市町の職員の方々にご登壇いただき、現在における地域発展上の課題点や、大学との連携の現状と今後への期待を明らかにしていただきました。会場とのやりとりもあり、全体的に熱気に満ちた意見交換が行われました。もう一つ、今回のシンポジウムの目玉になったものは、就業力のプログラムで育った学生が登場した「展示発表」でした。上記の６市町のそれぞれの魅力を紹介する担当の学生チームが、各地域の固有の課題を学習するだけでなく、これに経済や商学や経営学等の学習成果も活用しながら、資料を作成し、これをテーブルブースに並べ、来場者に配布しながら対話をしました。まだまだ勉強を始めたばかりの学生たちですが、初々しく、一生懸命に自分たちの取組みを説明していました。