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ファーストペンギンになる理由

「ファーストペンギン」という言葉をご存知でしょうか?通常、群をなして生活するペンギンを観察して見えてくる事実に基づく話です。ペンギンが餌を求める時、海に飛び込むことになります。海中の魚を狙うからです。よく見ると、群の中で最初に飛び込むペンギンは何故か決まっています。最初に飛び込むから餌にありつく確率は高くなります。しかし海の中にはシャチがいるかも知れません。ファーストペンギンは食べられるリスク覚悟で飛び込むのです。

これはアクティブラーニングの精神にも通じます。ケーススタディで最初に手を挙げる人は、高い確率で決まってきます。最初に発言するというリスクを感じるからです。でも、このリスクを回避しないでほしいのです。ビジネスチャンスをものにする人の中には、ファーストペンギンがたくさんいます。二番煎じを嫌い、敢えてリスクを取ることを選択しているのです。中々海に入らないという石橋を叩いて渡る派も、経営判断には有りかも知れません。しかし、チャンスをものにするという観点からは、ファーストペンギンは面白い存在だと思います。
さらにケーススタディでは、一歩進んだ取り組みもおこなわれています。通常、予めケース教材が配られ、教員が考えた課題(アサインメント)に基づいて討論が進行していきます。そのアサインメントを学生に提案させる手法です。つまり、ケース中のどの問題について討論したいのか、予め提案してくださいと学生に呼びかける手法です。この手法を実施すると、学生個々がケースのどこに着目して課題を持ったのかを把握することができます。そして、興味を持った課題を送るよう焚き付けることで、主体的に議論に参加するファーストペンギンをたくさん育成することができるのです。ケーススタディでも、「求む、ファーストペンギン」です。