アクティブラーニングで学ぶ心の行動や意識の尺度
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- 授業レポート
椿田 貴史先生による心理学の授業では、ビジネスや教育、医療の現場において最も“使える”心理学を、アクティブラーニングで学びます。 この授業では、自分の悩みや改善したい習慣などに注目し、「自己介入調査」...
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Case Method
「MBAキャリアデザイン」は本学大学院修了生(MBAホルダー)から、働くことや人生、キャリアについて改めて考えることを目的に開講されている、名古屋キャンパス都心型コース独自のプログラムです。今回は名古屋キャンパスでキャリアサポーターとしてもお世話になっている、野嵜晃弘さんをお招きし、株式会社ヒマラヤをケースに創業者のリーダーシップと永続的な企業でいるための今後の戦略についてアクティブラーニングでディスカッションしながら考えました。
優れたリーダーシップを発揮するためには、「EQ(こころの知能指数)」が不可欠です。EQの提唱者であるダニエル・ゴールマン博士によるとリーダーシップは①ビジョン型 ②コーチ型 ③関係重視型 ④民主型 ⑤ペースセッター型 ⑥強制型 の6通りに分けられます。(EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方/ダニエル・ゴールマン著)
まずは今回のケース、ヒマラヤ創業者のリーダーシップは、どの型に当てはまるか、ディスカッションしました。
学生A「ビジョン型だと思います」
学生B「私は創業者はもともと株式上場をする気もなかったし、ビジョン型とはちょっと違うと思う」
学生C「でも上場するという意思決定をしたのは本人だから・・・」
野嵜さん「その場面場面で6つの型を自然と使い分けていたのかもしれないですね」
次に創業者がどのようなリーダーシップを発揮してきたかを踏まえ、競合他社と差別化するためには何は必要かをディスカッションしました。学生からは実際にヒマラヤが行ってきた戦略も発表され、創業者の意図を汲みながら商品戦略、出店戦略を考えることができました。
野嵜さんからは、これからの時代は誰もが部門ごとのリーダーシップをとっていくことが必要だという話もしていただきました。名古屋商科大学にはフロンティアスピリットを持ちグローバルに活躍できるリーダーを育成するというミッションがあります。今回はアクティブラーニングで自分が創業者について追体験することができ、リーダーシップとは何か、どんな点を重視すべきかを自分のこととして捉えることができました。