アクティブラーニングで学ぶ消費行動
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矢部謙太郎先生の社会学では、アクティブラーニングで消費行動について考えます。今回のケースの主人公は黒川氏(30歳)。黒川氏は1日2箱のタバコを吸うヘビースモーカーです。喫煙で損なわれる健康を補うため...
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Case Method
加藤和彦先生の戦略的思考の講義の後半では、前半で理解したプラットフォーム原理を元に学生が新たな事業展開を提案する実践的講義でした。
学生自ら創造した事業提案をそれぞれがプレゼンテーションします。ただプレゼンテーションするのではなく、以下の設定のもと行いました。
設定:あなたは、エレベーターピッチ(忙しい投資家に対してエレベーター内ほどの短い時間でビジネスプランを説明することを指す)でなかなか面白いビジネスプランを投資家に提案することができた。
そこで、投資会議が終わった後に10分間でプレゼンテーションをしなさいと言われ、役員の会議室に行くことになりました。
新たなビジネスモデルをただ提案すればいいというわけではありません。
今回の講義で学んでいるのはプラットフォーム原理です。この原理を使った新たなるアイデアとする必要もあります。そして、ビジネスなので収益も得られなくてはなりませんし、時代の流れも汲み取ったアイデアであることも重要です。これらを網羅したビジネス提案のプレゼンテーションを学生は準備していました。
学生が提案したビジネスモデルをご紹介します。
・塾などで先生と生徒を繋ぐIT技術やVRを利用したサービス
・大手ECサイトを利用し日本の製品価値を高めるプラットフォームの提案
・全世界のコスメ評価サイトを統合し、商品提供企業と消費者を繋げる仕組み
・洋服をたくさん持っていて保管場所に困っている人と、欲しいけどたくさん買えない人をマッチングさせるECサービス
・ひきこもり更生をサポートするSNSサービス
などなど、既存のプラットフォームをより便利にするアイデアや、自身の関心ある企業におけるサービスの提案、また新たなるビジネスモデルの提案がありました。身近な問題から着想したアイデアは、利便性の向上だけでなく社会問題にまで斬りこんでいて、とても面白いものばかりでした。
最終日にはどのプレゼンテーションが良かったかを学生は投票し、結果発表も行いました。また、クラス討議ではクラスメイトからプレゼンターが提案しているユーザーやプラットフォームは、他にも応用ができると提案もあり、相互による学びを得られている様子でした。