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アクティブラーニングで学ぶビジネスにおいてのロジカルシンキング

#アクティブラーニング #アクティブラーニング事例紹介

伊藤武彦先生の「ロジカルシンキング」の授業は1年次を対象に行っています。アクティブラーニングで必須の筋道を立てて考え、表現する(発言する)ことについて学修します。

ここで身につける能力は今後全ての授業でも活きてきます。この授業を通してビジネスでも通用する論理的に話す力を高めていきます。

ロジカルで考えるときはシンプルに


伊藤武彦先生による授業の様子

     伊藤武彦先生による授業の様子

2週目の授業では学生を主人公とした身近な題材で、議論する対象が同一条件で比較されているかといった視点で物事を見ることを学びました。
3週目の授業では【社内コンテストの審査員が受賞者を審査するルールの基準について】議論を行いました。審査するのは研究成果をまとめた資料です。その資料を作成する際、ページ数やタイトルの形式は指定されています。タイトルが指定の形式で作成されていないが、内容が面白いという理由で受賞した研究資料がありました。その結果に対して一組のグループは「判断基準が人によって違う」という点を問題点として改善策を議論していました。
先生からは、ロジカルに考えるときの基準はシンプルにすること。「ページ数ではなく文字数を判断基準にするべき」などの分かりやすい指導がありました。


ロジカルシンキングとは?
さまざまな情報を論理的(ロジカル)に考えて(シンキング)、整理するスキルのこと。伝えたいことを順序立てて説明できるようになるため、働く上で基本的な能力として求められる場合が多い。

この授業を受けると

論理的思考力に加え、受講後に下記のようなスキルや知識も得られます。 これらは、今後の授業だけでなく社会で生きていく時にも必要な能力となってきます。

  • 基盤力(学ぶ力):行動の基盤となる様々な知識を積極的に学修する力
  • 実践的思考力(考える力):学習内容を問題の発見や解決に応用して考える力
  • 主体的行動力 (行動する力):アイデアを考えるだけでなく行動に移す力
  • 発展的コミュニケーション力(つながる力):関係者と良好な関係を築く力

聞きながら考えることが大切


真剣に議論に参加して理解を深めている学生たち

  真剣に議論に参加して理解を深めている学生たち

授業中に伊藤先生からは、学生の意見に対して「論理的な説明を意識して」「もっとシンプルに考えると?」と、指摘があります。一つの考え方に対して深く掘り下げ事実をわかりやすく説明するために、学生たちは何度も考え理解を深めます。そして、事実に対して「その通り」か「その通りじゃないか」を基準に物事を瞬時に判断する力を身につけます。

リーダーを務めた学生からは「今回はグループみんなから意見が出るように反対意見も言いやすい環境づくりを意識しました。うまく意見をまとめ納得しながらみんなと議論を進めることができた。次回リーダーをする際はアサイメントをより読み込んでみんなを引っ張りたい」という前向きな発言を聞くことができました。

ビジネスでは必ず、自分の意見に対して理由付けすることを求められます。そして、その理由を伝えるときは個人の感情で話すのではなく事実に基づいたロジカルな考えを相手に伝わるように話さなければなりません。ビジネスには必ず目標がありゴールを意識することは仕事をするうえで必須と言えます。

アクティブラーニングの授業は名古屋キャンパスで開催する進学相談会で体験していただくことができます。まだ名古屋商科大学の学びを体験されたことが無ければ、ぜひ進学相談会にご参加ください。