株式会社日本経営 冠講座《マーケティング入門》
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小野裕二教授の「マーケティング入門」の授業は、名古屋商科大学と株式会社日本経営との産学連携の一環として、株式会社日本経営からの寄付金を財源に、マーケティングの最前線で活躍する人材をゲストスピーカー...
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Case Method
名古屋キャンパスでは授業以外に2019年度のセミナーも開始しています。既にセミナーに所属している4年次の学生は継続していますが、3年次の学生も新たにセミナーが開始しました。
このセミナーでは、所属する担当教員から卒業課題である「ケースライティング」の作成や就職活動などの指導を受けます。
学生は、これまでのアクティブラーニングの授業で学んできたことに加えて、よりハイレベルな専門知識を習得しながら、自身が関心のある企業を研究しケースを執筆していきます。
ビジネス・リーダーとして活躍していく上で必要不可欠な下記の知識や力を身につけることを目指します。毎回のセミナーで、学生による「いま関心のあるニュース」の発表と、それを題材にした全員参加によるディスカッションを実施することで、より深くマーケティング戦略について考え下記の知識や力をつけていきます。
セミナーの最初に毎回1人、3分間スピーチを順番に行います。スピーチのテーマは、自分が頑張っていること。
今回発表してくれた受講生はアルバイトを頑張っているとスピーチしました。
話し終えると先生から、話すことだけではなくみんなと目を合わせることを意識していたかと確認がありました。人前で話す時の目線の配り方として、アルファベットの【Z】を意識して目線を動かすと全体を意識して話せるとアドバイスをもらいました。
今回、発表を担当する受講生は【無印ホテルが銀座に進出したニュース】を取り上げました。身近なブランドで話題性のある題材にグループディスカッションで他の受講生からは次のような意見が出ていました。「ターゲットは日本に遊びに来た外国人でオリンピックに向けて集客が増やせると考えました」「ホテルで使用する家具を購入してもらうことで利益が上がると考えターゲットを家族層や新婚夫婦にするといいのではないかと思います」など。今後の展開やターゲットを明確にし、メリットとデメリットについて意見が飛び交います。
事前に取り上げるニュースを共有しているため、各自予習してきた自分の意見と他の人の意見を聞き、さらに自分ならどう考えるかといった行動を繰り返します。小野先生からはニュースに対して問題意識を持つこと、最終的に自分ならどう考えるかを大切にセミナーに取り組んでほしいと話がありました。
受講生からは「セミナーの時間はあっとゆう間でした。予習をして自分の意見を発言し、他の人の意見を聞いてさらに自分の考えを深めることが楽しいです。」「今は基礎作りをしている段階です。わかっていることでも、これをどうやってケースにつなげるか考えながら取り組んでいます。」という声を聞くことができました。
受講生は、卒業課題である客観的な視点で取り上げた企業を研究し執筆する「ケースライテイング」の完成に向けてマーケティングのセミナーに真剣に取り組んでいます。