BBA×名古屋市と起業家の創出を考える《加藤セミナー》
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- 授業レポート
名古屋キャンパス(BBA - Bachelor of Business Administration)の加藤 和彦セミナーに所属する学生たちが、名古屋市が運営している起業を応援する施設「Nagoya Innovator's Garage」に訪問しました。今回は、セ...
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ケースメソッド
Case Method
1年次を対象とした竹内伸一先生による「組織とリーダーシップ」の授業が行われました。宮崎駿監督の映画「もののけ姫」を題材に、リーダーの行動の特徴をどのように捉えるか、どのようなリーダーを目指すかを考えます。組織のあり方として、立場による考え方や役割の違いについて考察し、将来学生が社会人として理想の組織を形成していくために、良質な初期キャリア形成に資する授業を目指します。
宮崎駿監督率いるチームがスタジオジブリ作品「もののけ姫」の制作に向けて奮闘するケースを用いて、「リーダーシップとフォロワーシップの整合」を題材に、組織においての振る舞い方を学修します。「もののけ姫」の完成・公開までの約2年の制作過程の中で、宮崎駿監督がどのようなリーダーシップを発揮したのか、制作スタッフらがどのようなフォロワーシップを発揮しているのか、当時の実際の映像を観ながら議論していきます。リーダーがどんなにチームを牽引しても、部下(フォロワー)が随従しなければ組織として成立しませんし、逆もまた然りです。企業や組織においては牽引や随従だけでなく、お互いの整合性を持って初めて形成していくものです。宮崎監督やプロデューサーの統率スタイルの違いを比較しながら、制作スタッフとの関係性、スタジオジブリという組織の在り方や特徴について学生は議論しました。「作品に対するこだわりは人を魅了させる」「能力値のある尊敬できる人に付いていきたい」「制作スタッフを手足のように考えているとしか思えない」など、対極した様々な意見が飛び交いましたが、今回の授業でリーダーシップの種類や特徴、リーダーやフォロワーの選択・意思決定によって組織の在り方も変化するなど、「組織における立場や役割の違い」について理解を深められたようです。