アクティブラーニングで学ぶ心の行動や意識の尺度
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椿田 貴史先生による心理学の授業では、ビジネスや教育、医療の現場において最も“使える”心理学を、アクティブラーニングで学びます。 この授業では、自分の悩みや改善したい習慣などに注目し、「自己介入調査」...
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ケースメソッド
Case Method
三宅光頼教授の週末授業「経営学」では、経営の基礎用語をはじめ、基本的な思考や分析手法、および開拓者精神を学修していきます。前回の記事でご紹介した経営学入門の授業より一歩進んだ、基盤を固めるための経営基礎を修得することを目的とします。企業経営や経営管理・戦略などに焦点を当て、経営資源をどのように管理・統制しなければならないのかを掘り下げました。
「日産」のケースを用いて、赤字経営から黒字化させ経営哲学者とも呼ばれた、元日産最高執行責任者カルロスゴーン氏の企業改革や経営戦略に着目します。ゴーン氏が改革戦略に乗り出す前の約7年間、なぜ日産は赤字経営であったのかを当時のニュース動画を観ながら受講生に考えさせました。それを元に黒字化させるための経営戦略上の改革、組織および組織行動上の改革を分析していきます。経営の世界において、目標を達成する上でその達成度合いを観測するための定量的な指標をKPI(Key Performance Indicator)と言います。経営復興のため新たなKPIを創り出し、企業の売上利益を第一に考え、会社存続のために何を取捨選択するべきかを考察しました。当時ゴーン氏は日産の従業員へ「結果が出なかった場合は、辞職する」と明言していました。上司が部下への公約(コミット)が高ければ高いほど、部下が組織や個人へ成長を高めること(エンゲージメント)が期待されます。受講生は経営学の基本である「コミットアンドエンゲージメント」の重要性を理解した様子で、ゴーン氏は日産の黒字化計画にどのような意図を持って経営改革を行ったのか、クラス討論をし経営戦略の奥深さを学修しました。
三宅 光頼 | 教員一覧 | 名商大ビジネススクール - 国際認証MBA
名商大ビジネススクール - 国際認証MBA
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