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BSc in Economics

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ミクロ経済学

講義概要

 経済学はマクロ経済学とミクロ経済学に大別されます。マクロ経済学が一国全体の所得や物価水準といった経済全体の動きを説明するのに対して、ミクロ経済学は個別の経済主体の行動が市場(しじょう)でどのようにお互いに関係して経済取引を実現するのかを説明します。ここで、個別の経済主体とは、消費者(家計)、企業に分類できます。消費者は、生産要素としての土地、資本、労働の各種サービスを提供し、それらが生産に貢献する対価としての所得を得ます。そして、その所得から生産された財(有形のモノ)・サービスを購入して消費を行い、残りを貯蓄します。これに対し、企業は、各種生産要素のサービスを購入して生産活動を行い、財・サービスを生産します。企業が生産した財・サービスを販売して得られた収入から生産要素サービスの購入費用を支払うと、手元に利潤が残ります。
 消費者は、自分の所得を使って何をどれだけ消費するのかを合理的に決めるとミクロ経済学では想定しますが、これを効用最大化の想定と呼びます。企業は、自分の技術を使って何をどれだけ生産するのかを合理的に決めると想定しますが、これを利潤最大化の想定と呼びます。効用最大化の消費者と利潤最大化の企業が出会うところが市場です。市場では、何がどれだけ欲しがられているかという需要(じゅよう)側と、何がどれだけ生産されようとしているのかという供給(きょうきゅう)側とが出会い結び付けられる取引が実行されます。この取引の実行において重要な役割を果たすのが市場競争です。特に、企業間の競争の重要性はこの講義でしっかり理解されなければならないテーマです。
 本学の教育においては国際的な幅で活躍するビジネスマンとして備えるべき知識を獲得することが目指されていますが、経済活動はグローバル化して経済現象も複雑になり、変化も激しくなってきています。このように私たちが理解したい対象がとらえがたくなればなるほど心がけなければならないことは、どの部分はある普遍的な法則にしたがった変化であり、どの部分がその対象に固有の、特殊な要因によって引き起こされたのかをしっかり見極めるという腰の据わった姿勢をとることです。ミクロ経済学は、市場取引・競争・需要・供給という枠組みにおいて現実経済の世界で何が普通に起こることなのかを教えてくれるモノの見方を与えてくれます。さらに、ミクロ経済学で学ぶモノの見方を応用して現実の市場において次に何が起こるのかを可能な限り予見することもできるのです。
 この講義は、マクロ経済学と併せて学習してください。また、経済数学を学べばより深い分析ができるようになります。さらに、発展的な学習としては、2年生以降になればゲーム理論と戦略的思考・ゲーム理論と戦略的行動、あるいは、産業組織論の講義を履修してください。市場競争の重要性と現実の問題点について深く学習するには、独占禁止法と企業などを履修してください。

到達する学修目標:LG-1(論理的思考に基づいた統合的思考力の養成)、LG-3(情報を有効に活用する能力の養成)

学修目標の分類

  • LG-1 Critical thinking for frontier spirit(批判的思考)
  • LG-2 Diversity awareness(多様性の意識)
  • LG-3 Business ethics and sustainability(企業倫理と持続可能性)
  • LG-4 Analytical decision making skills(分析的意思決定)
  • LG-5 Effective communication skills(効果的なコミュニケーション)
  • LG-6 New-asian business perspective(ニューアジアでのビジネス展開力)