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BSc in Economics

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《授業レポート》アクティブラーニングで学ぶ溝渕 正季先生の「平和と国際紛争」

世界情勢の潮流を理解する


溝渕正季先生の「平和と国際紛争」では、戦争と平和の諸相について、主に歴史と映画を題材にディスカッションを通じて学んでいきます。人類は有史以来、暴力による紛争解決という手段を徐々に遠ざけてきました。一方で、21世紀に入ってもテロや内戦は依然として人類全体の脅威であり、とりわけここ数年で世界は不確実性を一層増しつつあります。こうした世界情勢の潮流を理解することは、今後、世界を股にかけてビジスネを行う上で、ひいては一日本人として、きわめて重要であるといえます。


学生の自発的な授業参加


2週目である今回の授業では、初めに政治、権力、国家とは?という前回学んだ基本的な知識を学生と共に復習していきました。企業も国も同じ人間集団ですが、国家が国家であるポイントはなんでしょうか?それは、軍事力と主権を持っていることです。学生から「人間の数」という意見も出ましたが、大企業よりも人数が少ない国もあります。しかし、大企業は軍事力を持つことができないのに対して、国家は軍事力を持つことができます。
また、溝渕先生はあらゆる人間関係が協力と交渉で成り立っており、国家間の関係にも当てはまると説明されました。恋人間の関係を例に上げたり、囚人のジレンマという状況別の図を出したりして、学生にも分かりやすいように説明され、さらにフォローアップとして学生に質問を投げかけ、さらなる理解を深めていました。
溝渕先生は、授業のポイントで何度も学生に質問を投げかけ、学生に積極的に発言をするように促します。授業内では小グループに分かれてのディスカッションや、学生によるプレゼンテーションもあり、学生は受け身ではなく、自発的に授業へ参加していきます。