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経済学部

BSc in Economics

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ケース討論×差別化戦略の考え方

#経済学部 #アクティブラーニング

将来イノベーティブなビジネスリーダーとなるためには、まず経済の見方、捉え方を習得することが重要です。経済学は市場やGDPなどマクロな(大きな)観点で見るマクロ経済学と消費者や生産者のミクロな(小さな)視点で見るミクロ経済学に分かれています。田村教授のミクロ経済学の授業ではファーストフードチェーン店の価格付けやオークション取引での入札戦略など、個別の企業や消費者の戦略に着目し、ミクロな視点で経済を見ます。名古屋商科大学ではケースを使用するアクティブラーニングを取り入れた実学志向の授業で行われるので、経済の見方をより効果的に体得することができます。


需要と供給について身近なものを例に考える


今日の授業では、経済学部の1年生が「同じものだけど違う値段で売っているもの」について考えました。 例えば、映画館のチケットには学割やシニア割など、人によって違う値段が設定されています。このように価格差別をつけることにより、企業が利益を得ることができるということをケースを使用して考えた後、実際に自分たちで新しい価格差別戦略を練るという授業でした。学生は少人数のグループに分かれ、どんな価格の違いにするか各々が決めた案について、互いにアドバイスをしながら考えていました。田村教授は、どの企業の、どこの店舗の、どんな商品の価格差別を行うか具体的な例にすることで価格差別戦略にオリジナリティが生まれると説明し、学生たちは自分の好きな飲食店で価格差別戦略を練るなど試行錯誤していました。学生同士案を出し合い、考える中でわからないことがあれば手を挙げて先生に質問をし、先生はグループを回りながらアドバイスをして学生の考えをより良いものにするサポートをしていました。来週の授業ではそれぞれが考えた価格差別戦略をプレゼンし合う予定です。


体系的に身につけられるアクティブラーニング


この授業は1年生のアクティブラーニングの入門とも言える授業です。アクティブラーニングとは参加者、つまり本学の授業では学生が主体となって授業を進めていきます。実際の企業が直面する課題「ケース」についてグループワークの中で自分の意見を発言し、相手と議論することでビジネスの知識をよりインプットできるだけでなく、社会に出てから必要となる、積極的に発言する力、相手と交渉する力などの能力を体系的に身につけることができます。