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経済学部

BSc in Economics

データの分析方法を学んで即実践《経済データ分析》

「経済データ分析」という科目では、世の中のお金の動きや、経済を考えるうえで欠かせない多くのデータや情報をどう扱うのかについて、理論と実践の両方から学んでいきます。今回の授業では、「ノンパラメトリック検定」というデータを分析する手法を学び、この手法がどのように活用できるのか、実際に調査を実施して理解を深めました。

授業の前半では統計調査の方法の一つである「ノンパラメトリック検定」について学びました。しかし、ただ計算方法を聞いて学ぶのではなく、データも身近なものを扱うことで、実際に調査から分析まで見通して学修を進めていきました。例えば、2種類のデータを調べることを想定し、3ヶ月以内に食べたラーメンと焼肉の10段階評価のレビューを学生に尋ねていき、生のデータを集めて分析方法を考えました。
学生たちはどのようなデータを集め、どのように分析すると良いのか、実践を意識しながら授業に参加していました。


授業の後半では、学生たちがグループでデータを集めるための調査項目を作成しました。学生たちは関係のある2種類のデータを回収するために、何のデータを集めるか、どのような質問なら答えやすいかをグループの中で話し合いました。話し合いの中で、「学生から集めやすいデータは何だろう」「あまり学内でお菓子食べている人を見ないから、好きなお菓子のデータは集まらないかもしれない」と、調査内容を批判的に検討していました。質問内容は学生生活に根づいたものが多く挙げられました。スマートフォンの使用時間とメガネの使用の有無の調査、学食のSORAカフェの満足度と下宿の有無の調査など、学生ならではのユニークなものばかりでした。


グループの中には、「やっぱり下宿している学生の学食の満足度は高いみたい」「予想通りのデータが集まった」と調査結果に手応えを感じている学生たちもいました。授業の終わりでは、作成した調査で得られたデータをもとに分析まで行いました。


インテンシブ教育プログラムの魅力

「経済データ分析」は、経済学部で行われている集中プログラム(インテンシブ教育プログラム)の2年生のプログラムとして位置付けられています。グループワークを通してデータの分析方法や経済学の理論の理解を深めることに加え、実際に集めたデータを分析する体験を通して大学の学修を実践的に活用します。