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経済学部 総合政策学科

BSc in Economics

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公共サービスと政府

講義概要

 我々の生活は、身近な福祉、教育、水道、消防から外交、安全保障に至るまで政府(国および地方自治体)が提供する公共サービスなしには成り立たない。近年では、財政事情の悪化と住民ニーズの多様化・高度化に伴い、政府による一元的なサービス供給が困難となってきており、少ない資源でより多くのサービスを提供するため、民間企業やNPO等のノウハウを導入するとともに、その参入をも促すことで、政府の活動を効率化しようとする改革が世界各地で試みられている。
 
 本講義においては、このような公共部門の担い手の変化も踏まえながら、公共部門が「誰によって」「どのように」マネジメントされ、それが「どのような結果をもたらすか」を中心に学ぶとともに、公共部門が「効率性」とともに勘案すべき「公平性」との関係についても考えていく。
 公務員を目指す者はもちろん、公共経済学や財政学を学ぶ上でも、政策の実施を掌る政府機構についての理解は不可欠である。また、社会人としての基礎知識となるべき事項を多く含むため、就職活動や卒業後の生活にも大きく役立つものと思われる。

 なお、本講義は、政府(国および地方自治体)のうち、中央政府(国)に焦点を当てるものである。理解を深めるため、地方政府(地方自治体)に焦点を当てた「公共サービスと地方自治体」(後期開講科目)と合わせて受講することを推奨する。

 本講義は、教養教育科目の「社会を理解する分野」及び経済学部総合政策学科の選択科目に位置付けられる。
 NUCBフロンティア力の中でもとりわけ「基盤力」(学ぶ力)と「実践的思考力」(考える力)の育成を念頭に進められ、本学のMission Statementに掲げられた「フロンティア・スピリット」と「世界的な視野」の涵養に必要な社会教養基盤の構築を図ろうとするものである。
 本講義の学修目標は、LG-Ⅰ(統合的思考力、発展的実践力の養成)、LG-Ⅲ(情報を有効に活用する能力の養成)、LG-Ⅳ(実社会との関わりを意識した実践力の養成)である。

学修目標の分類

  • LG-1 Critical thinking for frontier spirit(批判的思考)
  • LG-2 Diversity awareness(多様性の意識)
  • LG-3 Business ethics and sustainability(企業倫理と持続可能性)
  • LG-4 Analytical decision making skills(分析的意思決定)
  • LG-5 Effective communication skills(効果的なコミュニケーション)
  • LG-6 New-asian business perspective(ニューアジアでのビジネス展開力)