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経済学部 総合政策学科

BSc in Economics

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人事経済学

講義概要

 あらゆる政策の基盤となる「組織の人事に関わる事項」を経済学の視点から分析する「人事経済学」について学びます。
 官民を問わず、およそ組織には「人事」があり、政策や事業の推進において、その重要性は言うまでもありません。
 しかし、この人事上の決定には、これまで依拠すべき体系的な規範が存在しないとされてきました。人事は普遍化できないと考えられてきたのです。ところが、近年のめざましい経済学の研究の進展により、詳細かつ一義的な解答を示すことができるような科学へと発展してきました。
 講義では、こうした最新の人事経済学の知見を踏まえ、人事経済学の標準的な理論を体系的に学びます。
 具体的には、採用、人事異動、昇進、人材育成、人事評価、賃金決定、退職管理など、人事に関わるさまざまな局面における事象を経済学の手法を用いて分析し議論します。
 人事経済学を学ぶことにより、組織の人事を支えている基本的な見方や考え方、その力学を解明し、組織のあり方や政策のあり方について考えたいと思います。

(カリキュラム上の位置づけ)
 この科目は、経済学部経済学科及び総合政策学科の専門科目(選択)に位置付けられています。
 
(育成するNUCBフロンティア力)
 本講義は、NUCBフロンティア力の中でもとりわけ、「基盤力」「実践思考力」「主体的行動力」の育成を念頭に進められます。
 ・基盤力(学ぶ力)
  経済学理論の学修を通じて、行動の基盤となる知識を積極的に学修する力を身につけます。
 ・実践的思考力(考える力)
  現代社会における人事問題に対する戦略について学ぶなかで、問題の発見や解決に応用して考える力を養います。
 ・主体的行動力(行動する力)
  人事問題に関わる具体的な取り組みを学ぶことで、行動に移す力を養います。
 
(到達する学修目標)
 本講義の学修目標は、LG-Ⅰ、LG-Ⅱ、LG-Ⅲ、LG-Ⅳです。
 ・現代社会における人事に関する理論と具体的な戦略について学ぶことで、LG-Ⅰ(論理的思考に基づいた統合的思考力、発展的実践力の養成)、LG-Ⅱ(コミュニケーション能力の養成)、LG-Ⅲ(情報を有効に活用する能力の養成)、LG-Ⅳ(実社会との関わりを意識した実践力の養成)を目標とします。

(本学のMissiom Statementとの関わり)
 これらにより、本学のミッションである「フロンティア・スピリット」と世界的な視野をもってビジネス界に貢献できる能力の育成をめざします。

学修目標の分類

  • LG-1 Critical thinking for frontier spirit(批判的思考)
  • LG-2 Diversity awareness(多様性の意識)
  • LG-3 Business ethics and sustainability(企業倫理と持続可能性)
  • LG-4 Analytical decision making skills(分析的意思決定)
  • LG-5 Effective communication skills(効果的なコミュニケーション)
  • LG-6 New-asian business perspective(ニューアジアでのビジネス展開力)