
6月1日、名古屋商科大学と商業高校との連携協定に基づく「高大連携特別講座」を開催しました。この講座は、名古屋商科大学が培ってきたケースメソッドのノウハウを、高等学校の実践的な教育に展開することで地域経済を担うアントレプレナー、ビジネスリーダーの育成に貢献することを目的としています。
参加型ケースメソッド授業を実際に体験
本講座では、織田由美子教授が登壇しました。前半の授業では、「相模屋食料」を題材に、優れた企業のマーケティングが、どのように消費者のニーズに応えているのかを全員で議論。マーケティング(=売れる仕組みづくり)の基礎について学修しました。また、後半の授業では「サントリー・CRAFT BOSS」のケースを用いて、特に広告を活用したマーケティングに焦点を当てて学習しました。受講する高校生たちは事前にケースを読み、事前課題を提出してから授業に臨みます。どちらの授業も質問に対して積極的に手を挙げ議論が進展し、グループディスカッションにおいても意見を交わし合い白熱した様子でした。受講した高校生からは「非常に刺激的な授業だった。自分の意見を仲間と交流しながら深めていく過程が普段の授業とは異なるので非常に良い学びとなった。」「他者の意見を聞くことで自分が持っていなかった新しい考えや価値観を発見でき、とても新鮮だった」との感想をいただきました。

本講座は商業高校に所属する高校生が大学での学びを直接体験することで、興味ある分野へのさらなる好奇心を育み、大学の求める学生像や教育内容への理解を深め、将来の進路選択に活かすことを目的としています。本講座を受講し、評価が「合格」の3年生は、名古屋商科大学の高大連携特別入試(総合型選抜入試)の出願資格が認められます。今後も大学教育そして、高校教育の活性化に努められるよう尽力していく所存です。
愛知県商業教育振興会との高大連携協定を締結 | プレスリリース | 名古屋商科大学 - AACSB国際認証校
名古屋商科大学
https://www.nucba.ac.jp/press/entry-23584.html![]()