経営管理課程 × 株式会社日本経営
4年 井田さん
高知市立高知商業高等学校出身
常に目的意識を持って授業に参加し、4年間大変優秀な成績を収め続けている経営管理課程4年生の井田さん。就職活動においても惜しみない努力を重ね、第一志望である株式会社日本経営の内定を勝ち取りました。この度、井田さんに、学修の取り組みや就職活動についてお話を伺いました。
学修の取り組み方について
学修の取り組み方で意識していたことは、知識をつけた上でレポート作成やクラス討議に臨むことと、カリキュラム同士の繋がりを考えることです。ケーススタディの授業では知識があるからこそ、考えの幅や議論の深さが生まれます。知識を深めるために、指定教科書を読むことはもちろん、インターネットで対象業界や分野に対する知見を深めて、授業に参加していました。また、経営管理課程では経営分析や戦略の立案以外にも、心理学やデザイン思考など幅広いジャンルのカリキュラムがあり、それぞれに繋がりがあります。例えば、心理学で学ぶ「人の心理状態」を基にスーパーの店舗戦略を考える等。このような学びの応用によって、自分の解を増やしていました。
授業の中で特に興味深かったのは、井坂先生の授業です。授業を進める際に井坂先生は、より多くの解を出すことを重要視されていました。これは、多様性が広がる社会において、あらゆる人に共感し、広い角度からの解答を出すことで、思考力に深さを持たせるためです。授業を通して、今まで自らのバックボーンからの解答しか持てていなかった思考力の幅が、身体的機能が不自由な方や宗教上の制約がある方、異文化で育った方などの視点を意識できるよう大きく広がりました。
株式会社日本経営を目指した理由
医療分野におけるコンサルティングに圧倒的な強さを持つ株式会社日本経営を目指した理由は、ビジネスの力を使って医療/介護福祉業界に貢献したいと思ったからです。高校では商業高校に通っており、この頃から、経営分析や分析に基づいて戦略を立案することが好きでした。一方、高知県出身で少子高齢化の危機感を日常的に感じてました。加えて、母は看護師、姉は介護士であり、医療/介護業界で働くことの大変さを見てきました。そこで、医療系コンサルティングファームであれば、より多くの法人の支援ができ、日本の将来に貢献ができると考え、株式会社日本経営を目指しました。
第一志望の企業から内定をいただけたのは、「就活成功のために努力を惜しまない」ことと「フリースタイルラップで身につけた対話力」を武器にしたからだと感じてます。他の就活生に負けないようにコンサルティング業界の課題や医療/介護分野の課題、将来の目指す姿など、業界分析を徹底的に行いました。また、面接も友達と1日7時間の練習を何度も行いました。また、中学生の時から趣味でフリースタイルラップをしており、相手の言葉に対して韻を踏んでコミュニケーションを取ることを繰り返し行なっています。面接ではその場で相手の質問の意図を理解し、わかりやすく伝える能力が求められるため、日頃のフリースタイルラップの成果が対話の即興力につながったと考えます。
高校生へのメッセージ
一人一人、人生の背景や叶えたい夢は異なるため、こんな勉強をしたらいい、こんな準備をしておくべき等、自分が言えることはありません。ですが、大切にして欲しいことが3つあります。それが「努力・感謝・笑顔」です。
まず努力について、自分のなりたい姿や夢を実現させるためには現状と理想の間にある、足りていない部分をクリアしなければなりません。そのために必要なことが勉強や行動を起こす努力だと思います。高校生の方々には、どのような形でも努力することを習慣化させることを意識して頂きたいと思います。
次に感謝について、自分が熱中できる環境、楽しんで暮らせる環境の背景には家族の応援や学校の支援、友達の存在があります。どうか、自分の身の回りの方への感謝を忘れず、表現して頂きたいです。その姿勢が、周囲の信頼獲得や自らの魅力を向上させる根源になると思います。
最後に笑顔について、自分は何をすることで笑顔になるのか、何をして誰を笑顔にしたいのかを考えて頂きたいです。多様性社会で人との付き合い方が難しくなり、コロナ禍で人との距離ができてしまった今だからこそ、あなたの手で周りの方々を笑顔にして欲しいなと思います。
皆さんも、私たちも可能性は無限大です。これを生かすも腐らせるも自分次第です。今一度、過去・現在・将来を見つめ直し、自分の納得する選択をして頂きたいです。
取材:2023年8月