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日本初の国際認証カンファレンスを開催 〜AMBA Asia Pacific Conference 2016〜

名古屋商科大学名古屋キャンパス丸の内タワーにて、アジア地域のビジネススクールを中心に世界各国から100名近くのビジネススクールの責任者(Dean/Director)が集い、日本初となる国際認証会議が開催されました。従来のMBAプログラムが重視してきたマネジメント教育のみならず、起業家育成に向けて今後MBAプログラムがいかに変化すべきかについて、また国際認証基準の変更点など様々なセッションが行われました。

AMBA Asia Pacific Conference for Deans and Directors 2016

今回の国際会議は、名古屋商科大学がホストとなり開催されました。マネジメント教育に関する国際認証団体には、AMBAの他、AACSB、EQUISといった団体がありますが、国内でこれらの認証団体が主催する国際会議が開催された例はありません。
国内で唯一のAMBA認証校である名古屋商科大学がホストとしてサポートしたことにより、このような会議を開催することができました。
国際会議を国内、名古屋で開催できることは大変名誉なことです。アジアを代表するビジネススクールとして、国内外に認知されていることの証と言えます。


各セッションの報告内容


伊藤武彦 氏(名古屋商科大学ビジネススクール教授/同研究科長補佐)

伊藤武彦教授のセッションでは、変わりゆくグローバル社会において、ビジネススクールはどのようなリーダーを育成するべきかについて意識喚起する内容が報告されました。目まぐるしく変化する環境下において、通用するリーダーには、どのような資質が必要とされ、それを育成する立場としては今後なにを考えるべきなのかを力強く語られていました。


石黒 不二代 氏(ネットイヤーグループ(株)代表取締役社長兼CEO)

石黒 不二代氏のセッションでは、日本および米国での経験かから企業が持続的に成長していくための方策や、企業における女性の活躍推進について報告がなされました。特に、日本では諸外国と比較して女性の活躍が遅れており、女性が活躍できる環境を整備し、女性を活かせる企業になることが、今後の企業成長に向けての必須条件であると示唆されました。国内では数少ない女性CEOの立場から、大変熱意のこもったプレゼンテーションでした。


各務茂夫 氏(東京大学教授/同産学連携本部イノベーション推進部長)

各務茂夫氏のセッションでは、 国内の大学におけるアントレプレナーシップ(企業家精神)教育の取組についての報告がなされました。特に教育機関と実際の企業を中心とする産業界との連携が必要不可欠であり、今後のアントレプレナーシップ教育における課題として国内外のビジネススクールが取り組むべき問題であると示唆されました。報告後、中国のビジネススクールの責任者から意見があり、「中国では政府の協力を得ることが難しく、課題となっている。」との発言があり、それぞれの立場でディスカッションが行われました。


参加者によるネットワーキング・交流会


国際会議の開催期間中は、昼食会や夕食会などを通じて、参加者同士のネットワーキングが図られていました。同じ悩みを抱える参加者が、他のビジネススクールの政策や取組などについて活発なディスカッションが図られていました。また、二日目の夕食会の際は、名古屋商科大学ビジネススクール在学生の安藤氏による剣舞が披露され、海外からの参加者は大いに盛り上がっていました。


丸の内タワーでの昼食会


安藤氏による剣舞


参加者同士のネットワーキング


Inside of AMBA Asia Pacific Conference 2016





The Association of MBAs《AMBA》


1967年にロンドンで設立されたMBA教育に関する国際認証機関(代表:Andrew Main Wilson)で、世界で主要な三つの認証機関の中の一つとして世界中のビジネススクールがその認証取得を目指しています。世界54カ国に拠点を置き「大学院レベルの経営教育に関する品質保証」を与える役割を担っています。2016年11月時点において世界におよそ12,000校あるビジネススクールの約2%にあたる70カ国240校が認証を取得。日本では名古屋商科大学大学院のみが2009年に認証されています。